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歯を残す努力

2014年1月10日

冬休み中に読んだ雑誌の中にThe Journal of JIADS CLUBがありますが、その中に米国の著名な歯周病専門医、DR.P.D.MillerとDr.Peter Nordland、そして、JIADS顧問の小野善弘先生の対談があります。
この対談で小野先生の
“歯を残そうとする歯周病専門医もいますが、実際のところ、多くの専門医や一般歯科医たちがインプラントを埋入するようになり、多くの学会ではインプラント治療に焦点があてられるようになってきました。歯を残す事は軽視される傾向にありますが、どのようにお考えですか。”との問いに対し
Dr.Millerは”歯周病治療を行なって歯牙が少しでも悪くなれば、諦めて抜歯を行うという事を選択しがちですが、なぜもう一度歯を残すという努力をしないのでしょう。まだ治療可能なはずです。”
また、Dr.Nodland は”歯周病の治療に焦点を当てるべきで、天然歯を保存できない状態であればインプラントも保存して行くことは難しいでしょう。”
と解答されています。
両先生とも歯を残す努力の必要性を述べられています。
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冬休みの山

2014年1月7日

ここ数年、恒例になっていますが浅間山の外輪山の黒斑山へ4日に行って来ました。
曇り空の中、数人の登山者が身支度をしている登山口の車坂峠から山頂にむかって明瞭なトレースが伸びています。トレースをたどれば快適に歩けますが、チョッと近道しようとトレースを外れると、腰ほどの雪にラッセルを強いられます。(でも、ラッセルがおもしろく、度々コースを外れましたが、転ぶと一人では起き上がれないほどです)
約2時間で黒斑山の山頂に到着。浅間山の山頂付近は雲に覆われていましたが、下山を始める頃には雲が風に流され、白い縦縞の着物をきた浅間山が顔を出してくれました。
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下山後、車坂峠のビジターセンターで水ノ塔山、篭ノ登山の山並みを見ながら美味しいコーヒーを飲み、今年最初の登山を終えました。

冬休みのお知らせ

2013年12月27日

ちょっと長いお休みとなりますが、12月28日から1月6日まで休診いたします。
お休みの間、皆様が、体調など崩されないようお祈りいたします。
私も風邪などひかず、リフレッシュして7日にお会いしたいと思います。
皆様が、良い年を迎えられますように・・・
icco

フッ素アドバンスコース受講

2013年12月16日

昨日、青空に雪の帽子をかぶった富士山を新幹線の窓越しに見ながら東京へ行き、東京歯科大学 衛生学講座教授 眞木吉信先生のフッ素セミナーのアドバンスコースを受講してきました。
フッ素に関する最新の情報も交えながら、高齢者に多くみられる歯根のむし歯(根面カリエス)に対するフッ素の使用法やリコール時のフッ素の応用、さらに、チタンやポーセレン、コッポジットレジンなどの歯科材料へのフッ素の影響など講演は多岐にわたり、大変有意義な一日となりました。
この講習会により得られた情報を整理して、皆様の口腔衛生にお役にたてるように努力したいと思います。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

フィンランド歯科事情

2013年12月4日

フィンランドに在住の日本人の方から抜歯後の処置について、ご質問をいただきました。
その中で、フィンランドの歯科事情について、日本とはずいぶん違うことが書かれていましたので、ご本人の許可をいただき、歯科事情に関する部分をそのまま、ブログに載せさせていただきます。
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10年ほど前に治療した歯の調子が悪く、現地の歯医者に見て頂きましたところ、抜歯する他、治療の方法はないと言われました。
抜歯した後は、インプラントを入れるか、歯が無いままで良いと言われたのですが、インプラントは人工物を体内に植え付けるという事に抵抗があり、歯が無いままでよいと言う回答は原始過ぎて納得できません。
医療先進国の一つである日本であればどのような治療ができるのか参考にしたく、一壺歯科様にご連絡させていただきました。
教えて頂きました治療方法のうち、自分の親知らずを移植するという方法はまさに夢が現実となったような治療でそのような治療が日本で受けられるのかと驚きました。
フィンランドでは近年医師不足で待遇が良い隣国へ移住してしまう歯科医が多いらしく、フィンランドでは海外からの歯科医の移住を歓迎しています。
歯科医不足からか、こちらの歯医者さんは短い時間で、いかに治療を完了するかに必死で日本のように親身に何日もかけて治療をしてはくれません。
これ以外にも不便と感じる事は、こちらは日本のようにふらりと病院へ行き、治療を受けたりできません(個人の病院=私立病院を省く)。
住居区内が定める病院でないと見てもらえず、歯医者に見てもらう場合は電話をし、近況なのか、違うのか病院の電話係が判断し、緊急の場合はその日、もしくは一週間以内に歯医者さんに診察していただけますが、緊急の場合でも時間が合ない場合は数ヶ月待ちとなります。緊急でない場合は4ヶ月~6ヶ月先の予約です(私は8ヶ月待ちというのを体験したこともあります!)。
大変不便で歯医者に気軽には行けません。
フィンランドは福祉国家として有名で、医療が無料という印象がありますが、歯の治療は公立でも1回の治療費は日本と変わらないと思います。プライベートの歯科医であれば国からの補助が殆ど出ないので日本以上の治療費になります。
ちなみに、今回現地の歯科医にインプラントを提案されましたが、こちらでインプラントをする場合の費用は、一壺歯科様に親知らずを移植して頂くよりも倍以上の値段でした。
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なかなか、よその国のことは分かりにくいものです。福祉国家といわれているフィンランドでは歯科事情が大変なようですね。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

パートナーを募集しています

2013年11月29日

パートナーを辞書で引くと、”共同で仕事をする相手。相棒。”という内容が出てきますが、私たちが従事している歯科治療では歯科衛生士が歯科医師の大切なパートナーであり、歯科医師が歯科衛生士のパートナーでもあります。
私たちは患者さんの歯を通して、患者さんが健康で、いきいきと豊かな生活を楽しんでいただくために患者さんをサポートしていかなくてはなりませんが、歯科衛生士はそのことに大きな役割を果たすことができると思います。
歯科衛生士は、歯科医の補助だけにとどまらず、患者さんの人生をも変えてしまう魅力ある職業だと思います。
当院で実際にあったことですが・・・
たいへんご自分の口腔内の事で悩まれた患者さんが来院されました。
口腔内の現状をご説明し、ご理解いただき、治療になりました。
その患者さんは、治療の度に歯科衛生士の真剣な態度や自分のことを心配してくれる気持ちに感動され、ご自分の口腔内を真剣に考えていただけるようになっていきました。
治療結果はご想像できるかと思いますが、大変よい結果が得られたことは言うまでもありません。
いまでも、この患者さんが言われます。
“私はあの歯科衛生士さんに助けられました。ほんとうに感謝しています。”
この仕事に携わってほんとによかったと思う瞬間です。
このような例は、いくつもあるわけではありませんが、1人の歯科衛生士に1人の感謝する患者さんがいるのではないでしょうか。
これはすばらしい事です。
パートナーとして治療に携わり、じかに患者さんの苦痛や悩みを感じることができる歯科衛生士だからこそできる体験です。
特別なスキルが必要ではありません。
あなたの熱意が必要なのです。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

23年目のリコール

2013年11月28日

23年間リコールに応じていただいている方のレントゲン写真をご覧ください。
歯周病で大変悩まれていて、口腔内全体を治療したいと来院されました。
初診時のレントゲン写真の中で右下犬歯をご覧下さい。
歯根の遠心部の歯槽骨が根尖付近から円錐状になくなっていて、根管治療と歯周治療が必要と思われます。
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根管治療は感染に十分に注意して行い、歯周治療は麻酔をしたうえで歯肉縁下のスケーリングを行い再生療法などはしませんでした。
なによりもブラッシングが必要と考え、ご指導し実行していただきました。
11年目のリコール時のレントゲン写真です。
根尖付近の透過象はなくなり歯槽骨が出来ているのを確認できます。また、歯頸部付近の歯槽骨にも骨の添加や歯槽骨硬線が見られたりと、改善がみられます。
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23年目のリコール時のレントゲン写真です。
11年目のリコールと比べてみても変化がなく、安定しています。
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かなりの量の骨が回復し、大変悩まれていた歯肉からの出血や口臭はなくなり良好な状態が長期にわたり保たれています。
このような状態を維持できているのは、治療へのご理解とご協力頂いた事、また、それ以上にブラッシングを大変熱心にされたことがよかったと思います。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

蝶ヶ岳(穂高の展望台)

2013年11月26日

23、24日の連休を使って、雪の穂高を見に蝶ヶ岳へ行って来ました。
登山口となる三股までの林道が12月2日で閉鎖となるため、私にとっては今年最後のチャンスとなりました。
23日は登山口に近くに泊まり、24日に備えました。
午前6時30分、明るくなった三股を出発、沢沿いの道をゆっくりと登って行きます。まもなく周辺に雪が現れてきましたが山頂まで明瞭なトレースがついていました。
登り始めて約1時間。有名?なゴジラ君のお出迎え。目と牙が枯れ木につけられ、なるほど、ゴジラだ!この日は雪の帽子をかぶっていました
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大きな常念岳を右に見ながら標高を上げていきます。
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急な登りをこなし、なんとか、お昼に蝶ヶ岳山頂に到着。
快晴と穂高の山々の絶景に迎えられました。
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側枝 臨床編

2013年11月6日

側枝のみられた症例の中から4例をご覧下さい。
右上第1大臼歯の痛みで来院された方の症例です。
近心頬側根の側面に病巣(黒い影)があります。(赤線で囲まれた所)
根尖部に病巣がないので近心頬側根に側枝の存在が疑われ、赤線で囲まれた所の真ん中付近にあるように思えます。
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ラバーで歯を隔離して感染に十分注意をしながら顕微鏡(マイクロスコープ)を使って根管内を調べましたが、側枝を確認することはできませんでした。
根管内を機械的に拡大して薬剤で十分に殺菌を行い、加圧しながら根管充填をしました。
術後のレントゲン写真ですが近心頬側根の側枝(赤い矢印)に根充材が入っていることがわかります。
{000001-20130927[00](12)}.JPG
術後12ヶ月の状態です。病巣はなくなり,治癒したと思われます。
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同じく左上第1大臼歯の症例です。
近心根、遠心根、口蓋根ともに病巣(黒い影)がみられます。特に近心根では歯根全体を覆う程の病巣(赤い線で囲まれた部分)があり、抜歯も考えられます。
患者さんの強いご希望もあり治療をすることにしました。
{000001-20131023[00](4)}C.JPG
術後25ヶ月のレントゲン写真です。
近心根、口蓋根に根尖付近に側枝がありました。(近心根は少し分かりづらいですが)
近心根の病巣はかなり小さくなっていますが、まだ、根尖部に少し残っています。歯根表面が感染してバイオフィルム(細菌の塊)があるのではないでしょうか。
患者さんに痛みや腫脹など症状はありません。
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上顎前歯の症例です。
根尖付近に側枝が確認出来ます。(矢印部分)
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上顎小臼歯の症例です。
わかりにくいですが2カ所に側枝が見られます。(矢印部分)
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根管治療では側枝に根管充填する事が目的ではありません。
根管内を機械的、化学的に清掃して細菌をできるだけ減らし、緊密に根管充填することで残ったわずかな細菌を封じ込め,活動を抑えることを目的にしています。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

側枝について

2013年10月25日

根管の枝を側枝といい、樹の枝を想像していただくといいかと思います。
根管の側枝も樹の枝のように曲がっているもの、細いものと複雑な形をしています。
根管治療の目的は、根管内に入った細菌感染を取り除くことですが、このような側枝があると、その中に細菌が残ってしまう可能性が高くなり、成功率が低下してしまいます。
根管は非常に複雑な形をしているので、多くの歯に側枝があると思いますが、側枝があるからといって必ず問題となるわけではありません。化学的機械的根管形成を十分に行い、細菌の数を減らし、緊密に根管充填をすれば大丈夫です。
根管治療のトレーニング中に側枝の存在が確認できた歯根をごらんください。
(矢印の先が側枝です)
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顕微鏡(マイクロスコープ)により見つけることは可能かもしれませんが、かなり難しそうですね。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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