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2016年9月13日

9月10日、11日、東京で開催された"Penn Endodontic Global Symposium"に出席して、2日間にわたり世界の歯内療法をリードする米国ペンシルベニア大学の先生方による講演を拝聴することができました。

エビデンスに基づいた臨床の重要さを再認識できた事と、これからの歯内療法を見ることができ、私の臨床に大変参考となる講演でした。

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2016年7月 5日

パーフォレーションしていた部分にMTAセメントを充填して経過観察している患者さんです。
(2015年7月14日、2016年1月8日掲載)

過去のブログ記事、2015年7月14日 「 抜きたくない! 」2016年1月8日掲載 「 パーフォレーションリペアの経過観察 1 」 に掲載しました患者様のその後です。

術前のレントゲン写真です。
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根分岐部にパーフォレーションによる骨欠損が見られます。

根管治療終了時のレントゲン写真です。
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パーフォレーション部のリペアと根管充填をしました。
治療前より根尖から出ている根充材は、除去できませんでした。

6ヶ月後の状態です。
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術後18カ月の状態です。
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このレントゲン写真では、パーコレーションしていた部分に充填したMTAを歯槽骨が覆い、根分岐部にも骨が出来ているように見えます。

また、根尖部の骨にも改善が見られます。

ご本人は、非常に疲れた時に違和感があるが、日常生活では症状はなく、以前の様に痛みがでることもないそうです。

この様な状態であれば、臨床的に治癒とみてよいのではないでしょうか。

名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

2016年2月29日

左全体が痛く、リンパ腺まで痛くなり、咬んでも痛いと来院されました。
来院時のレントゲン写真です。

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根尖から根分岐部まで骨の透過像が見られます。(線で囲ってみました)

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患者様の主訴やレントゲン写真、口腔内所見から歯髄壊死から根尖性歯周炎になったものと判断し、通常通り根管治療を開始しました。

根管口を明示するためにアウトラインを形成すると遠心に根尖方向へ延びる亀裂(赤い線)が認められました。
歯髄壊死はこの亀裂により歯髄が感染したためと思われます。

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亀裂を広げないように注意しながら根管治療を終えました。

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コアは十分に歯質が残っているのため、コンポジットレジンで行い、補綴物は、亀裂がさらに広がらないように歯冠全体を覆いました。

咬合は接触点を小さくして歯に過度な力が加わらないようにし、歯ぎしりをしても歯を揺さぶらないように調整しました。

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来院時の症状は、すべてなくなり咬んでも痛みを感じる事もなくなりました。

今後、咬合状態に注意しながら経過を観察したいと思います。

名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

2016年1月12日

右下第一大臼歯付近が疲れた時に、鈍い痛みがあると来院された患者様です。
鈍痛は、かなり以前からあり、根管治療は10年以上前にされたそうです。

レントゲン撮影してみると第一大臼歯に根尖病巣がみられ、近心根の根尖が肥大しています。

歯根が長期間にわたって根尖病巣の膿汁の中に浸かった状態にあると、反応性炎症としてセメント質が肥大することがありますが、そのためではないかと思います。
この肥大部分の表面は凸凹して汚く、石灰化物が沈着していることもあります。

(黄色の点線が根尖肥大の部分、赤が本来の歯根の形態ではないかと思います)
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クラウン、メタルコアを除去しましたが、歯冠部のカリエス(むし歯)が大きいためラバーダムが行えない状態でしたので、隔壁を作成してラバーダムをしました。

感染に十分注意して根管治療、根管充填を行いました。

根管治療終了時のレントゲン写真です。

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術後6年のレントゲン写真です。

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根尖病巣は治癒していますが、根尖肥大は治療前と同じです。

今後、この肥大部が原因で根尖病巣の再発が考えられます。
その際は、歯根端切除術にて対応することになるのではないでしょうか。


名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

2016年1月 9日

左下の歯茎から膿が出るとの主訴で来院されました。

口腔内を拝見すると左下第2大臼歯の根元の歯茎から排膿(円内)しています。

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レントゲン写真では、第1大臼歯の根尖付近に病巣(点線で囲んだ範囲)があります。

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排膿している所と、病巣のある所は異なりますが、排膿の原因は第1大臼歯だと確信し、ご本人にご説明して治療を始めました。

治療開始間もなく歯茎からの排膿はなくなりました。

根尖病巣は主に近心根が原因ではないかと思いますが、根尖付近で根管が閉鎖していて(黄色の円内)、どうしても根尖まで器具を到達させることができません。やむお得ず、十分に根管内を清掃、消毒して根管充填しました。

遠心根は根尖まで器具が到達できましたので、通法通り根管治療を行いました。

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治療終了後7ヶ月の状態です。

根尖病巣は近心根と遠心根の間に残るだけとなりました。

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更に、2年3ヶ月が経過しました。

根尖病巣はなくなり、治癒したと思われます。

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根尖まで器具を到達させることが出来なくても、十分に消毒することにより症状を改善させることができることを経験した症例となりました。


名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

2016年1月 8日

ブログに2015年7月14日掲載しました患者様のその後です。

初診時にパーフォレーション(穿孔)によると思われる歯槽骨(骨)の吸収は、黄色の円で囲まれた範囲で、最も深い所は赤い線まで達していました。

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根管のパーフォレーション(穿孔)部をMTAセメント(青い円)で閉鎖して、根管充填後、レジンコアを製作して経過観察することにしました。

5ヶ月後の状態です。
黄色い円内の歯槽骨は、現像の状況によりますが、少し白さが濃くなっているように思えます.。 (炎症が治まっている) 歯槽骨の最も深い位置にあまり変化はみられません。

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その後、経過が良いため補綴物を製作しました。

8ヶ月後の状態です。
黄色の円内の色は少し白さを増し、赤い線も少し上にあがっていて、歯槽骨が増加したように思います。

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1年2ヶ月後の状態です。
MTAの直下まで赤い線が上がってきました。
骨が戻ってきました。
円の大きさも初診時と比べると、かなり小さくなりました。
これから更にMTAをカバーする程に骨が出来てくるといいのですが、今後も経過観察をしたいと思います。

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名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

2016年1月 6日

右下が飲酒した際に鈍痛があるとの主訴で来院されました。

口腔内の診査では、第2大臼歯に打診が少しみられ、第1大臼歯の遠心と第2大臼歯の近心に深いポケットがありました。
レントゲンを撮影すると、第1大臼歯の遠心に2次カリエス(むし歯)がありますが、今回の主訴の原因は第2大臼歯の根尖病巣ではないかと思われます。

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黄色の点線部分は根尖病巣、青で囲まれた部分は骨欠損(骨がなくなっている所)

ラバー防湿を行い根管治療をいたしました。
根充後(薬を詰めた後)のレントゲン写真です。

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第1大臼歯のカリエス(むし歯)も治療し、その後、何ら疼痛や違和感などなく生活されていましたが、治療終了から4年後に再び第2大臼歯が痛くなり再来院されました。

レントゲン撮影をすると、病巣が根尖(根の先)の周囲に広がっています。
現状をご説明して、治療法についてご説明しました。

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原因は、根尖部の側枝やイスムス(複数の根管の交通路)の存在、根尖の破折、歯根の外側のバイオフィルム(細菌の凝集塊)などが考えられます。

治療法は外科的処置が考えられ、歯根端切除術と意図的再植術があります。
歯根端切除術は部位が下顎第2大臼歯のために術野の確保が難しいこと、器具が到達しないこと、また、頬側の骨が厚いため骨を削除する量が非常に多くなってしまうなど問題があるため、意図的再植術を選択しました。

第2大臼歯を一旦、抜歯して口の外で根尖(根の先)の3mmほどを切断、そして、その断面にみられる根管を拡大してMTAというセメントを充填します。その後、もとの場所にもどして歯が動かないように簡単な固定をしました。

術後のレントゲン写真です。

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(オレンジの線で囲ったところがMTAセメント)

術後6ヶ月のレントゲン写真です。

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2年後の状態です。
根尖周囲の病巣の改善がみられます。

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3年6ヶ月の状態です。
病巣はなく、正常な状態を示す歯根膜(歯と骨をつなぐ膜)も確認できるようになってきました。

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痛みや違和感などなく、生活の支障となることはなくなりました。


名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

2015年12月29日


12月29日から1月6日まで休診させて頂きます。

今年は異常気象などいろいろな事象や事件がありましたが、
新しい年が穏やかな年でありますよう、祈りたいと思います。

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2015年12月 7日

"他院にて治療中ですが、抜歯、その後、インプラントを勧められています。できれば、抜歯したくないので、歯根の治療について相談させていただきたい"と来院されました。

レントゲン写真を撮影してみると、近・遠心の根尖から根分岐部まで炎症が広がっています。
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頬側には、膿が出る穴があり、デキモノのようです。
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根管内を清掃・拡大・消毒して根充材を緊密に充填しました。
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1年後のレントゲン写真です。
根尖や根分岐部の透過像はなくなり、歯の周りの歯根膜も確認できます。
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頬側にあったオデキのようなフィステルは、根周囲の炎症が改善したため、なくなっています。
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抜歯しなくて良かったですね。

名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

2015年11月30日

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左上第一大臼歯のインレーが脱落したために来院された患者さんです。

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残っているセメントを取り除いてみるとカリエス(むし歯)がかなり進行していました。

ラバーダム防湿を行い慎重にカリエスを取り除いていきます。

幸い露髄(神経が出てしまった状態)しませんでしたのでハイブリット・コンポジットレジンを充填して修復することにしましたが、充填時に唾液が触れると接着力が低下するため、ラバーダム防湿はそのままで治療を続けます。

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対合歯との咬合関係も考慮して、出来るだけ解剖学的形態を再現するように充填をおこないました。

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一壺歯科医院 院長 伊藤茂基

一壺歯科医院
院長 伊藤茂基

【経歴】
1979年 愛知学院大学歯学部卒業
東京自由が丘の歯科医院を経て、沖縄の無歯科医村(東村)診療所勤務。
1986年 名古屋市中区にて開業

【所属学会ほか】
日本歯周病学会会員
日本接着歯学会会員
中区歯科医師会

JCPG(日本臨床歯周療法集談会)会員
JIADSクラブ会員

藤本順平先生 補綴・咬合コース
阿部晴彦先生 総義歯コース
JIADS ぺリオコース
   再生療法コース
   3iインプラントコース
Dr. Rudolf Slavicek オーストラリア咬合学セミナー
Dr. Jan Lindhe ぺリオコース
エムドゲイン ゲル講習会
岡本浩先生
   ぺリオコース
   ぺリオ.アドバンスコース
カリオロジーコース
東京医科歯科大学 ブローネマルクインプラント講習会
石井歯内療法研修会セミナー
石井歯内療法研修会ハンズオン
第9回世界歯内療法会議
フッ素セミナー(東京歯科大学 衛生学講座教授 眞木吉信先生)

※記載の症例の治療費用に関してはホームページの料金表をご覧ください。 ※記載の症例はあくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。

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