パーフォレーションリペアの経過観察 1
2016年1月8日
ブログに2015年7月14日掲載しました患者様のその後です。
初診時にパーフォレーション(穿孔)によると思われる歯槽骨(骨)の吸収は、黄色の円で囲まれた範囲で、最も深い所は赤い線まで達していました。
根管のパーフォレーション(穿孔)部をMTAセメント(青い円)で閉鎖して、根管充填後、レジンコアを製作して経過観察することにしました。
5ヶ月後の状態です。
黄色い円内の歯槽骨は、現像の状況によりますが、少し白さが濃くなっているように思えます.。 (炎症が治まっている) 歯槽骨の最も深い位置にあまり変化はみられません。
その後、経過が良いため補綴物を製作しました。
8ヶ月後の状態です。
黄色の円内の色は少し白さを増し、赤い線も少し上にあがっていて、歯槽骨が増加したように思います。
1年2ヶ月後の状態です。
MTAの直下まで赤い線が上がってきました。
骨が戻ってきました。
円の大きさも初診時と比べると、かなり小さくなりました。
これから更にMTAをカバーする程に骨が出来てくるといいのですが、今後も経過観察をしたいと思います。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院