根管治療後6年の状態
2015年9月5日
時々、右下の奥歯が痛い”との主訴で来院されました。
レントゲン写真を撮影すると第一大臼歯の近遠心(前と後)の根尖(根の先)に病巣がみられ、疲れた時などに根の辺りに弱い痛みが以前からあったのではないかと思います。
”
クラウンを除去して、コアも除去し、根管治療を始めました。
歯根に亀裂や副根管などはなく、十分に清掃、消毒を行い、ガッタパーチャ・ポイントを加圧して根管充填。
根管充填後のレントゲン写真です。
根充材が根管から少し出ていますが、根充材が感染していなければ大丈夫です。
出た根充材は数年後に吸収が始まり、いずれ、なくなってしまいます。
6年後のレントゲン写真で見てみましょう。
近心根から出た根充材は吸収していますし、遠心根は出ている量が小さくなってなっています。
根尖病巣はなくなり、骨が再生しています。
根充材が根管から少し出ても影響がないことがわかります。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院