2014年5月28日
“こんな記事が読売新聞に載っていた”と患者さんが新聞のコピーを持って来られました。
記事にもあるように、歯科治療で使用するドリルやドリルを取り付けた柄の部分(適切な表現ではありませんが)は治療中に唾液や血液が付着するため院内感染の原因の1つと考えられます。
そのため、使用後は滅菌して使い回しせず、患者さんごとに滅菌された機器を使用することが求められます。
当院では、患者さんに使用した機器は、治療後すべて世界で最も厳しいヨーロッパ基準をクリアしたオートクレーブを使用して滅菌消毒しています。
また、消毒できないものはディスポーザブルのものを使用して、清潔な状態を保つよう努力しています。
歯科治療は細菌との戦いです。そのような治療をしているのですから、もっと感染に注意を払わなければいけないと思います。
読売新聞.pdf
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院
2014年5月27日
2009年7月に、左上4番の根尖付近が腫れた状態で来院されました。
レントゲン写真を用いて現状をご説明し、まずは抗生物質で腫れを抑え、次回から根管治療を始めることにしました。
レントゲン写真では、4番の根尖周囲に透過像が見られます。
治療は、ラバーダムをして通法通り根管治療を行いましたが、残念ながら頬側根は閉鎖しており、リーマーが到達したところまで拡大し、十分に消毒して緊密に根管充填しました。
口蓋根は根尖まで穿通できましたので、拡大、清掃、洗浄、消毒して根管充填しました。
4年10ヶ月後のリコール時のレントゲン写真です。
根尖部の透過像はなくなり、骨が再生しています。
治療後、腫れや痛みはなくなり、歯を気にすることはなく生活ができたそうです。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院
2014年5月12日
昨日、”歯内療法の幹を学ぶ”と題したセミナーに行って来ました。
講師は石井 宏先生。
セミナーの時間は6時間と短かったのですが、歯内療法のポイントについて解り易く講演して頂き、科学的根拠に基づいた治療の重要性について再確認することができました。