補綴物の寿命
2012年7月25日
よく補綴物の寿命について質問されることがあります。
一度きちんと治療すれば一生涯使うことが可能なのでしょうか?
日本補綴歯科学会のHPには、
“接着補綴装置の平均寿命は5.7 年であった。”
“ブリッジ(金属)の耐用年数は. 5年ぐらいで再治療が必要と考える”
などの記載があります。
口腔内は体のなかで最も細菌が繁殖し、むし歯や歯周病になりやすい環境にあり、さらに食べ物による温度変化や酸にも補綴物はさらされています。
また、補綴物は咀嚼により摩耗していきます。
このような環境にある補綴物が一生使えるとは考えにくいのではないでしょうか。