2015年2月20日
無意識に歯を接触させる癖をTCHと呼びます。
上下の歯が触れるのは食事や会話の時に瞬間的に触れ、1日に合計しても約20以内だと考えられています。
IT化が進み時間に追われ、精神的なストレスも加わり、ついつい口もとに力が入ってしまいます。
こんな時にTCHが起きやすくなります。
本来なら食事や会話の時以外は歯は離れた状態となりリラックスできるのですが、TCHになると脳からの信号を無視して歯どうしが触れた状態が長く続いてしまいます。
長期間TCHがつづくと顎関節症、肩こり、頭痛、詰め物の脱落、歯列不正など多くのトラブルが生じることがあります。
また、TCHで一番大きな力が加わわるのは奥歯になるため、奥歯を失いやすくなります。
TCH にならないためにもリラックス、リラックス。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院
2015年1月19日
昨日、”H I V感染者の歯科医療ネットワーク構築のための講習会”に出席しました。
(H I Vとはヒト免疫不全ウイルスの略です)
エイズパニック(1986年長野県松本市、1987年神戸市で起きたエイズ騒動)以来、エイズに対する誤解や偏見が根強く残り、歯科治療が行いにくい状況となっています。
そのため、医療従事者として現在の医学レベルにおける正しい知識を得るために講習会に参加しました。
講習会では、H I V感染症の基礎知識として、感染様式、治療、歯科治療における感染対策などについて解りやすくご説明いただきました。
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感染対策はたいへん関心の高いところです。
H I Vの感染力はとても弱く、空気や水に触れただけで感染力を失ってしまいます。
このように感染力の弱いH I Vに特別な感染対策は必要ありませんが、当院では同じ血液や体液を媒体として感染し、より感染力の強いB型肝炎ウイルスを感染対策の基準として消毒を行っています。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院
2015年1月18日
菌血症とは、細菌が傷口から血管に入り込み、本来無菌の血液中に細菌が認められる状態をいいます。
産科、泌尿器科、耳鼻科、歯科などで治療すると菌血症が生じますが、歯科に関連したものを歯原性菌血症と呼びます。
歯科の治療では、抜歯や歯周外科などの外科的処置だけでなく歯石を除去したり、クリーニングなどでも歯原性菌血症になることがあります。
でも、歯科治療は一時的なものですので、決して怖いことはありません。
抗生物質を事前に服用したりする必要はなく、健康な人であれば大丈夫です。
治療による菌血症より注意しなければならないのは、発症頻度が圧倒的に高い日常生活から生じる歯原性菌血症です。
むし歯や歯周病を放置して、お口の中が不潔になると細菌の数が増え、細菌が血管に入り込むチャンスが増し、歯磨きや咀嚼でも歯原性菌血症になる可能性が出てきます。
今日ではアルツハイマー型認知症、関節リュウマチに代表される自己免疫疾患、また、臓器の老化に歯原性菌血症が関わっていることが解ってきました。
生活習慣病とも言える歯原性菌血症の予防は、むし歯や歯周病を早期に治療して、日常の歯磨きと歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが基本となります。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院
2014年12月30日
12月30日(火)より1月7日(水)まで休診させていただきます。
みなさまが、健康で良い年をお迎えになられますよう、心よりお祈り致しております。
![DSCN4051.JPG](https://www.icco-d.com/assets_c/DSCN4051.JPG)
浅間山
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院