歯を残す努力
2014年1月10日
冬休み中に読んだ雑誌の中にThe Journal of JIADS CLUBがありますが、その中に米国の著名な歯周病専門医、DR.P.D.MillerとDr.Peter Nordland、そして、JIADS顧問の小野善弘先生の対談があります。
この対談で小野先生の
“歯を残そうとする歯周病専門医もいますが、実際のところ、多くの専門医や一般歯科医たちがインプラントを埋入するようになり、多くの学会ではインプラント治療に焦点があてられるようになってきました。歯を残す事は軽視される傾向にありますが、どのようにお考えですか。”との問いに対し
Dr.Millerは”歯周病治療を行なって歯牙が少しでも悪くなれば、諦めて抜歯を行うという事を選択しがちですが、なぜもう一度歯を残すという努力をしないのでしょう。まだ治療可能なはずです。”
また、Dr.Nodland は”歯周病の治療に焦点を当てるべきで、天然歯を保存できない状態であればインプラントも保存して行くことは難しいでしょう。”
と解答されています。
両先生とも歯を残す努力の必要性を述べられています。