23年目のリコール
2013年11月28日
23年間リコールに応じていただいている方のレントゲン写真をご覧ください。
歯周病で大変悩まれていて、口腔内全体を治療したいと来院されました。
初診時のレントゲン写真の中で右下犬歯をご覧下さい。
歯根の遠心部の歯槽骨が根尖付近から円錐状になくなっていて、根管治療と歯周治療が必要と思われます。
根管治療は感染に十分に注意して行い、歯周治療は麻酔をしたうえで歯肉縁下のスケーリングを行い再生療法などはしませんでした。
なによりもブラッシングが必要と考え、ご指導し実行していただきました。
11年目のリコール時のレントゲン写真です。
根尖付近の透過象はなくなり歯槽骨が出来ているのを確認できます。また、歯頸部付近の歯槽骨にも骨の添加や歯槽骨硬線が見られたりと、改善がみられます。
23年目のリコール時のレントゲン写真です。
11年目のリコールと比べてみても変化がなく、安定しています。
かなりの量の骨が回復し、大変悩まれていた歯肉からの出血や口臭はなくなり良好な状態が長期にわたり保たれています。
このような状態を維持できているのは、治療へのご理解とご協力頂いた事、また、それ以上にブラッシングを大変熱心にされたことがよかったと思います。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院