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プラーク1mg中に数千億の菌がいる

2016年12月9日

歯周病の原因には、細菌・免疫力・かみ合わせの3つがありますが、直接の原因となるのは口の中にいる細菌です。歯周病は、細菌による感染症です。
もともと口の中には300~400種類の菌がいて、これらを口腔内常在菌といいます。口腔内常在菌にもいろいろな種類がありますが、7割ぐらいを善玉菌、3割ぐらいを悪玉菌が占めています。悪玉菌にはむし歯菌などもあり、歯周病の原因になる菌は30~40種類ぐらいあるとみられています。
口の中では、これら常在菌により細菌どうしのバランスが保たれています。しかし、体調が悪化するなど何らかの理由でそのバランスが崩れると、悪玉菌が増殖し、むし歯や歯周病、口内炎などの病気が発生ししまうのです。
最近は、歯磨き剤や歯ブラシのCMなどで「プラーク」(歯垢)という言葉をよく耳にするようになりました。プラークは、食べ物のカスや細菌、細菌の代謝物などからできています。口腔ケアをきちんと行わないと、プラークはすぐにたまってしまいます。
プラークの成分には、多糖類やたんぱく質も含まれますが、ほとんどが細菌です。
プラーク1mg中に数千億の菌がいるといわれていますから、プラークがこびりついた歯のまわりには、細菌がうじゃうじゃいることになります。とくに、歯と歯肉の境目にプラークはたまりやすく、これが歯周病の原因となります。
プラークをつけたままにしていると、食べ物が分解してできた糖の一種のデキストランと唾液中のリン酸カルシウムが結びつき、カルシウムが結晶化して歯石になってしまいます。
毎日のブラッシングで、プラークは取れますが、歯石になってしまうとブラッシングだけでは取ることができません。歯周病菌を増殖させないために、改めてブラッシングの大切さを確認したいものです。
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細菌・免疫力・かみ合わせが歯周病の原因2

2016年12月7日

体の免疫力が強い場合は、歯周病菌が少しぐらい増殖しても、発症につながりません。しかし、免疫力が弱いと、わずかな菌があっても、発症してしまうことがあるのです。
風邪をひいて体調が落ちたときなど、歯茎が腫れたり膿が出たり、歯茎から出血したというような経験はありませんか。
風邪をひいて免疫力が低下したため、歯茎が腫れるなどの歯周病の症状があらわれたわけです。かみ合わせの悪さも、歯周病の原因のひとつです。中でも気をつけたいのが、外傷性咬合です。
外傷性咬合は、むし歯があるのに治療しないでいたり、歯が抜けたまま放置していて起きるものですが、実は不適切な治療によって引き起こされる場合もあるのです。歯の治療でブリッジやかぶせ物をしても、かみ合わせがきちんとしていないと、それが原因で歯周病になってしまうというわけです。
このように、歯周病の場合は、細菌・免疫力・かみ合わせの3つの原因が複雑に絡み合って発症に至ります。
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細菌・免疫力・かみ合わせが歯周病の原因

2016年12月5日

歯周病とは、歯肉炎と歯周炎のふたつを合わせた呼び名です。ここでは簡単に、歯肉にだけ炎症が起きたものを歯肉炎、歯を支えている歯槽骨にまで炎症が広がった状態を歯周炎と呼ぶと理解しておいてください。なお、歯槽膿漏とは重度の歯周炎のことです。
さて、歯肉炎にしろ、歯周炎にしろ、炎症が起きているのですから、その原因となる細菌がいます。しかし歯肉炎と歯周炎では、原因となる細菌はそれぞれ違いますし、むし歯の原因菌も、歯肉炎菌や歯周炎菌とは異なります。
歯肉炎やむし歯の菌と違い歯周炎の菌がやっかいなのは、菌自体が細胞内毒素を持っていることです。菌の細胞内にあるこの内毒素が、歯周組織を攻撃し傷つけ、その結果歯槽骨を破壊するのです。
歯周病は、原因となる菌が口の中にいても、必ず発症するとは限らないという不思議な病気です。発症するには、免疫力(病気への抵抗力)というもうひとつの要素が関連しているのです。
歯周病菌が増殖しだすと、細菌から体を守ろうとする防御機能が働き出しますが、このとき、細菌とたたかう力、つまり抵抗力が強いか弱いかで、病気が発症するかどうかが大きく左右されるのです。
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人には聞けない口臭の悩み2

2016年12月2日

歯磨きやうがいをこまめにして、舌苔を予防するとともに、舌苔を除去することで、口臭を防ぎます。ただし、歯ブラシで舌をゴシゴシこすると、舌を傷つけることがあります。舌苔の除去には、シリコンなどでできた舌専用のクリーナーを使用するようにしましょう。
舌苔同様、「プラーク」も口臭の大きな原因となります。プラークは歯の表面にくっついて臭いを発生させるほか、歯周ポケットに入り込んだプラークがさらなる口臭を放ちます。ただしいブラッシングで、プラークを除去することが大切です。
そのほかにも、起床時や緊張時、ストレスを感じているときなど、口のなかが渇いているときに口臭が気になることがあります。これは、唾液の分泌を促すためには、キシリトール入りのガムを噛むのもよいでしょう。できるだけ唾液を飲み込まないようにし、唾液を口のなかにためながら噛むとより効果的です。
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人には聞けない口臭の悩み1

2016年11月30日

口臭は自分では気づきにくいもの。口臭が気になるという人も少なくないのでは?
口臭の原因の一つは、ニンニクやニラ、ネギ、納豆などの食べ物です。ニンニク料理を食べた後やアルコールを飲み過ぎた後などは、翌日になっても臭いが残ることがあります。
食べものによる口臭予防には、食後の歯みがきとうがい、口臭予防のガムを噛むなどが効果的です。
食べ物以外の原因として多いのは「舌苔(ぜったい)」です。舌苔とは舌の汚れで、食べかすや口の中の粘膜細胞の死骸などがこびりついたものです。これらが細菌によって分解され、揮発性の硫黄化合物が発生し、口臭の原因となります。
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プラークの下地をつくる砂糖はできるだけ控えよう

2016年11月28日

むし歯菌は、糖分を分解するときにグルカンという非常に粘着力の強いネバネバした物質をつくり出します。プラークを楊枝なのですくい取るとネバネバしているのが分かりますが、このネバネバした成分がまさにグルカンです。
グルカンは唾液や水に溶けないので、口をすすぐくらいでは流れ落ちません。歯の表面や歯間にしっかりへばりつき、そこにいろいろな細菌がくっついてプラークができます。さらにプラークが厚みを増すと、なかなか剥がすことのできないバイオフィルムがつくられます。グルカンはプラークやバイオフィルムのなかで、歯と細菌をくっつける強力な糊の役割をしているのです。
グルカンはむし歯菌と糖が出会うことで生まれます。細菌がプラークやバイオフィルムをつくるためには糖が不可欠だということです。言い換えれば、糖分をたくさんとるということは、バイオフィルムをつくる下地を与えているようなものです。いったんバイオフィルムができてしまうと、むし歯菌はバイオフィルムの中のグルカンをエサにして、酸を作り出すことができます。その後は糖分を控えても酸によって歯が溶かされ、むし歯がつくられ続けるということです。
糖の中でも、一般的に砂糖とよばれている糖の本体はスクロースであり、むし歯の原因となる糖の代表格です。一方、キシリトールをはじめとする糖アルコールやオリゴ糖には、酸産生能力がなく、むし歯の原因になりません。また、砂糖以外の糖、果糖やブドウ糖は、砂糖と同じように酸は作りますがグルカンはつくりにくいとされています。
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治療後もメンテナンスおよび健診を

2016年11月25日

とくに病気がなくても、年に1回の健康診断や人間ドックを受ける人は多いのに、歯科の検診を受ける人まだまだ少ないものです。「歯科は痛くなってから受診するもの」。いまだ、そんな意識をもつ人がたくさんいます。
歯周病は、「治療が終わったら完治した。一生安心」というものではないのです。
歯と歯のすき間に入り込んだ歯垢や歯石、いつの間にか形成されてしまったバイオフィルムなどは、どんなに正しいブラッシング行っても除去しきれません。自分で取り切れなかった汚れをそのままにしていると、いずれ歯周病が再発します。高いお金を払って入れたブリッジやインプラントも、無駄になりかねません。
治療をして健康を取り戻した歯を維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。早期発見・早期治療こそが、自分の歯を守る最大の手だてです。痛みなどの症状がなくても歯科を受診し、セルフケアでは除去できない歯石やバイオフィルムを掃除してもらい、歯周病やむし歯の再発がないかチェックしてもらう。少なくとも年に1回、できれば半年に1回は歯の定期健診を受けたいものです。
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歯科衛生士によるプロのケア「PMTC」

2016年11月23日

歯周病菌が巣食うプラークは、バイオフィルムを形成してしまうとブラッシングで除去するのは不可能です。
そこで、ぜひ利用したいのがプロのケアです。「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、直訳すると「専門家による器械を使った歯のクリーニング」で、さまざまな器具を使って、ホームケアでは除去できない歯や歯周ポケットの汚れをキレイに落とします。
PMTCを受けた直後の歯は、つるつるに磨き上げられています。これは、エナメル質を傷つけないよう研磨剤を使用して、バイオフィルムなどの汚れを除去するとともに、表面をきれいにならしてプラークをつきにくくしているからです。
このほか、プロの手によるケアには「LDDS(ローカル・ドラッグ・デリバリー・システム)」という、歯周病菌に対しての処置法もあります。
LDDSは、薬剤を歯周ポケットに直接流し込み、歯周病菌の活動を一時的に抑える働きがあります。しかし、この方法はあくまで一時的な処置でしかありません。歯周病の原因となるプラークなどを残ったまま放置しておくと、LDDSの効き目がなくなる頃に歯周病菌は再び活動を始めます
ただ、 PMTCもLDDSも、ケアを希望する方の状態をよく把握している歯科医や歯科衛生士のアドバイスに従って受けるようにしましょう。また、毎日、歯の清掃は怠らず続けることも忘れてはなりません。
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治療後も健康な歯を守るために

2016年11月21日

歯周病は治療が終わったからといって、一生安心できるものではありません。プラークコントロールを怠っていると、いずれ必ず再発します。
歯周病の治療を何度もやり直す、入れたばかりのはずのインプラントがもうグラついてきた、などといったトラブルの原因は、もちろん医師の手技や事前の診断ミスなど、歯科医側の問題もありますが、患者さん自身の意識の低さが治療を台無しにしているケースも少なくないのです。
プラークコントロールは、治療の基本であるとともに、治療後のメンテナンスの基本でもあります。そこで、プラークコントロールの意義について、ここでもう一度おさらいしておきましょう。
プラークコントロールとは、単にプラークを除去することではありません。「口の中のプラークを常に正常に保つ」ことを意味します。つまり、プロの手による歯垢・歯石除去や自宅で行うブラッシングなどのデンタルケアはもちろん、日頃からプラークを作らせない生活を心がけることも重要なのです。
甘い物の取りすぎ、寝る前の食事などは、口の中を酸性にして、細菌の繁殖を促します。このような食生活はただちに改善したいものです。また、糖尿病など、歯周病の悪化につながる生活習慣病のコントロールも不可欠です。バランスのとれた食事と適度な運動、肥満の改善、ストレスをためないことなどが、全身の健康とともに歯の健康につながるということです。
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審美目的だけではない「歯列矯正」

2016年11月18日

歯並びを治す「歯列矯正」は子どもが受けるもの、あるいは審美性を求める人が受けるものというイメージをもつ人も少なくないのでは?
しかし、歯並びやかみ合わせの悪さは、見た目の問題だけではありません。ブラッシングが行き届かない歯並びは、歯周病やむし歯のリスクを高めます。また、噛み合わせが悪いとあごの骨に負担がかかり、あごの関節の不調につながったり、肩こりや頭痛など全身症状を引き起こすこともあります。
歯周病の再発予防のために、歯列矯正を検討するのも1つの選択肢です。
大人の歯は上下合わせて28本、親知らずを含めると32本あります。実は、32本の歯が正しくきれいに並んだ人というのは、めったにいません。完璧な歯並びでなくても、食事や発音など歯の機能に問題がなければ、矯正する必要がない場合もあります。
矯正がすすめられるのは「叢生(乱ぐい歯・八重歯)」「上顎前突(出っ歯)」「下顎前突(受け口)」「開咬」などの不正咬合です。そのほかにも「すきっ歯」や「すれ違い咬合」も矯正の対象となります。
矯正治療では、ブラケットとよばれる金属製(最近ではポーセレン製のものもある)の器具をすべての歯に装着し、これにワイヤーを通して歯並びを整え、固定します。その後は、月1回くらいのペースで歯の動きに合わせて装置を調整し、短くて1年~2年、長い場合は3年以上かけて、治療を行います。最近ではPAOOといって歯の移動を早くするために矯正前に歯科外科処置を行い、治療期間を1年以内で終了できる方法もあります。矯正は原則として自費治療となります。
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