2019年9月28日
子どもの虫歯の原因は「甘いものの食べ過ぎ」だけではありません。
ご存知の通り、食後の歯みがきが重要なのです。
歯みがきをしなければ、甘いもの以外のどんな食事でも虫歯の原因になるのです。
「そんなことは分かっている。うちの子は毎食後きちんと歯みがきしていたのに虫歯になった」
という親御さんもいらっしゃるでしょう。
もしそういった場合、虫歯治療を行っている歯医者さんで行われる歯みがき指導をもとに、念入りに歯みがきをする癖を付けましょう。
力を入れてみがくのではなく1本1本丁寧にみがいて歯と歯の隙間や歯と歯茎の間に残った食べかすや歯垢を除去すれば、虫歯にはなりません。
特に小学校2年生や3年生にもなると、親御さんが仕上げみがきをすることはなくなります。その時がもっとも危険だと言えます。
それまでに丁寧に歯みがきをする癖を付けるか、親御さんがみがけているかをチェックして、時には仕上げみがきをしてあげるくらいやれば、虫歯のリスクを大きく下げることができるでしょう。
しかし、実際問題そこまでできないと思います。
そんな場合は、歯科定期検診を受けるようにしましょう。
3か月に1度程度でかまいませんので、歯科医で歯の状態を確認し、歯垢や歯石を除去するクリーニングを行うだけで、だいぶん違ってきます。
それに、もし虫歯の兆候があれば、早期に治療を行うので、虫歯の痛みを感じることなく治療を済ませることもできるのです。
ぜひ1度、かかりつけの歯科医にご相談ください。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
http://www.icco-d.com
2019年9月25日
「一般歯科」は、歯科医師の資格があれば誰でも標榜することができます。
そのため、歯科医院であれば必ず一般歯科と言っても過言ではありません。
具体的には、一般歯科というのは、虫歯や歯周病、矯正や口腔内のいろいろな症状対応できますし、子供から大人まですべての年代の人の治療を行う何でも屋に近い分類と言えます。
ただし、歯科医にも得意不得意や目指す方向というものがありますので、患者様の症状によっては治療がうまくない場合もあるでしょう。
そこで歯科医は、実績があれば、以下の3つを標榜(広告などに使う)できるようになりました。
・(一般)歯科
・矯正歯科
・小児歯科
・歯科口腔外科
また、これらだけではなく、相応の条件をクリアすることで、次の5つの専門医についても標榜できます。
・口腔外科専門医
・歯周病専門医
・歯科麻酔専門医
・小児歯科専門医
・歯科放射線専門医
これらの標榜を指標にすることで、患者様は自分に適した歯科医を選ぶことができるでしょう。
ただし、どれにも当てはまりそうにない虫歯の治療などであれば、どの歯科医でも治療することができるということですので、選り好みして手遅れにならないようにしましょう。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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2019年9月22日
重度の虫歯などで歯の根にまで感染が広がると、あごの骨にまで感染が広がって骨が溶けてしまいます。
一般歯科では、それ以上の感染を防ぐために歯を抜いてしまうことがほとんどです。
しかしそれは自分の歯を失くしてしまうことになりますので、できれば避けたい人もいるでしょう。また、歯科医の多くも自分の歯をできるだけ残すことを推奨しています。
そこで、歯の根にまで感染した細菌をきれいに除去して歯を残す根幹治療を行うわけです。
しかし、根幹治療の難易度はとても高く、気付かないうちに再発してしまって歯が抜け落ちるほど重症化することも少なくありません。
そんなリスクを冒してでも自分の歯を残すことが推奨されるのは、抜歯した場合に使用する入れ歯などによる食事への影響にあります。
どれほど精巧な入れ歯でも、異物です。
使っていれば慣れるといっても、自分の歯には及びません。食事への影響は避けられないのです。
食事は健康な生活の要です。
生活の質を下げないようにするためには、その食事に影響が出ないよう自分の歯を残すのが最善の方法なのです。
また、自分の歯と入れ歯の寿命の違いもあります。
入れ歯もメンテナンスをきちんとしていれば長期間使用できますが、ほとんどの場合は10年程度が限界と言われています。
もちろん、自分の歯も日々の歯みがきをきちんとしなければいけませんが、それでも入れ歯よりは長持ちする可能性が高く、それだけ健康な生活を維持できることになるわけです。
一般歯科で抜歯をすすめられた人は、1度根幹治療を検討してみても良いかもしれません。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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2019年9月19日
歯に茶色い汚れがつくと、目立ってしまい、見た目が悪くなり、気になりますよね。
歯の着色汚れは、コーヒーやタバコによって付着するイメージが大きいかもしれませんが、それだけではありません。
誰もが、日常的に飲食しているものでも、着色が付く事があります。
例えば、醤油・ソース・ケチャップなど、色の濃い調味料や、
ブルーベリーやぶどう等の果物、チョコレートやカレーなど色の濃い飲食物でも着色が付きます。
これらは、誰でも摂取する事があるものですよね。
着色の付きやすさには個人差がありますが、コーヒーやタバコの嗜好がなくても、着色は付くものです。
子供でも付く事があります。
着色が付いていると、見た目が悪くなるだけでなく、着色部分にプラーク等の汚れが付きやすくなるので、定期的に着色除去をするようにしましょう。
着色除去は、歯科医院で簡単に行う事ができます。
市販のケア用品でも、着色除去をうたっている商品はありますが、使用方法を誤ると、歯を傷つけてしまう心配があります。
まずは、歯科医院に相談する事をおすすめします。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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2019年9月16日
虫歯や歯周病を予防するのに効果が高いのは、健康な口内環境を保つことです。
そのために、歯みがきの回数を増やしたり、こまめに歯科検診を受けたりといった行動を起こしている人もいるでしょう。
しかし、健康な口内環境を保つための工夫は、そんなプラスアルファの行動だけではなく、マイナスしたりチェンジしたりする必要もあります。
例えば、以下のような習慣はないでしょうか?
・喫煙
・過度の飲酒
・甘いものなどの完食
・偏食
・疲労やストレスの蓄積
・口呼吸
・柔らかいものばかり食べる
これらはすべて、口内環境を悪化させる生活習慣です。例えば喫煙は、口内の毛細血管を縮めて血流を阻害し、歯茎の免疫力を低下させたり、痛みを感じにくくしたりして歯周病の発見を遅らせてしまいます。
また口呼吸や柔らかいものばかり食べていると唾液の分泌が減り、口内の殺菌洗浄が十分に行われなくなってしまうのです。
ここに挙げたような習慣をやめたり減らしたりすることで、口内環境は驚くほど改善されることがあるのです。
また、これらの生活習慣の多くは、他の病気や症状も誘発する生活習慣です。少しずつでも改善して、健康を手に入れるようにしていきましょう。
当院では、一般歯科治療の他、根幹治療を行っております。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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2019年9月13日
結論から言うと、特別になりやすいわけではりません。
歯周病の原因は歯周病菌が集まってできるプラークです。もちろん、親が持っている歯周病菌が子供にうつることもありますが、歯周病菌は自然観に存在しているものですので、親からの感染を防ぐだけでは十分ではないのです。
それよりも、プラークを作らないような生活習慣をしていくことの方が重要なのです。
ただし、歯周病の親は歯周病になりやすい食生活などの生活習慣がある場合が多いので、子供がそれにならって歯周病になりやすい生活習慣になってしまう可能性があります。
そうなると、子供は歯周病になりやすくなってしまうことになるでしょう。
そのため、もし自分が歯周病だった場合は、改めて生活習慣を見直し、子供が歯周病にならないようにしてあげなければいけません。
また、それに加えて、歯科医で歯みがき指導を受けて、正しい歯みがきの方法を身につければ、子供にそれを教えてあげることで、虫歯のない一生を送らせてあげられるかもしれません。
ぜひ、1度かかりつけの歯科医や近所の歯科医に相談して、親子で歯みがき指導を受けてみましょう。
当院では、一般歯科治療の他、予防歯科治療を行っております。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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2019年9月10日
多くの人が歯科医へ相談に訪れるのは、歯が痛くなってからです。つまり、ほとんどの場合、虫歯菌が神経にまで達してしまってから歯科医へ来院されることになります。
この段階になると、歯を元に戻すことではなく、神経を取り除いて痛みを取ることが最優先の治療となります。そして、残念ながら歯を元に戻すことはできません。
また、一般歯科では、虫歯菌に冒された歯そのものを抜いてしまうことで痛みを取り除く治療を実施することも珍しくありません。
神経を抜いた後の歯には穴が空いたままになります。
その中には細菌が溢れた状態ですので、そのままにしていると悪化していくだけです。そのため、穴の中をきれいに殺菌洗浄し、医療用のセメントなどを詰めてピッタリと密閉しなければいけません。
根管治療と言われるこの治療は、歯科医の高度な技術と設備がなければ成功することが難しく、高い確率で再発してしまうのです。
そのリスクを避けるため、幹部もろとも歯を抜くという選択がなされることが少なくないわけです。
しかし、専門の技術と設備があれば、高い確率で成功するのも、根管治療の特徴です。
もし、かかりつけ医に抜歯すると言われても、諦めずに相談することをおすすめします。歯を残して治療できる可能性はゼロではありません。
当院では、一般歯科治療の他、根管治療を行っております。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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2019年9月7日
虫歯は、1度なってしまうと進行が止まることがほとんどなく、歯科医で治療しなければ治りません。そのため、少しでも気になったら歯科医へ相談し、早期治療を心がけなければいけない病気なのです。
ただし、初期の虫歯であれば、きちんとケアすることで、進行を遅らせ、治すことも可能だというのはご存じでしょうか?
あくまでも初期の虫歯の場合だけですが、丁寧に歯みがきをして口内環境を清潔に保つ(虫歯菌の数を減らす)ことで、虫歯の進行を遅らせることできます。その状態で、フッ素塗布するなどして再石灰化を促せば、治ることがあるのです。
※家庭でもフッ素塗布できるキットは販売されています
もちろん、患部が目に見えるほどの状態であれば、すでに歯みがきで治せる段階ではありませんので、歯科医での治療が必要です。それに、正しい歯みがきを継続して行って初めて効果が出ますので、まずは正しい歯みがきを身につける必要があるでしょう。
正しい歯みがきについては、歯科定期検診などで指導を受けることができます。気になる人は、お近くの歯科医へご相談ください。歯科医師や歯科助手から丁寧な説明を受けることができます。
当院では、一般歯科治療の他、予防歯科治療も行っております。
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2019年9月4日
歯周病は、歯周病菌が増殖して歯茎が炎症を起こす病気です。重度になれば、歯周病菌が歯の根や歯を支える骨にまで達し、それらを溶かしてしまうことで歯が抜け落ちてしまいます。
そんな歯周病の治療は、以下のような流れになっています。
1.進度の検査
まずは、歯周病がどの程度進行しているかの検査を行います。進度は主に歯周ポケットの深さによって測ります。
2.表面の歯垢や歯石除去
歯周病だと診断されたら、歯垢や歯石の除去を行います。歯垢は歯みがきで除去できますが、歯石は歯ブラシでは歯が立ちませんので、スケーラーという専用の器具で除去します。大きなものの場合は、超音波で振動を与えながら歯石を崩しながら除去します。
3.歯周ポケット内の歯垢や歯石の除去
表面のクリーニングが終わったら、歯と歯茎の間にある歯周ポケット内にたまった歯垢や歯石を除去します。ほとんどの方はここまででおおむね治療は終わりです。
4.歯周外科治療
歯周ポケットが深く、スケーラーで簡単に除去できないような重度な歯周病の場合、歯茎をめくってたまった歯石を露わにしてから除去します。外科的な治療になりますので、回復までに時間がかかる場合があります。
5.メンテナンス
治療後は、歯みがき指導や定期検診などを行って再発防止に努めます。
以上のように、歯周病の治療は蓄積した歯垢や歯石を除去して炎症を防ぐことが主です。歯垢や歯石の蓄積は、日々の歯みがきや定期検診で防ぐことができますので、意識していきましょう。
当院では、一般歯科治療の他、歯周病治療を行っております。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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2019年9月1日
根幹治療は、歯を残すための治療です。
一般的には抜歯しなければいけないような重度の虫歯や歯周病でも、歯の根をきれいにして細菌を除去することで、歯を抜くことなく、治すことができます。
しかし、そんな根幹治療であっても、歯の根の幹部が大きく、歯の内側から除去しきれないような状態では、太刀打ちできません。
そんなときに行われる治療の1つが「意図的再植」と呼ばれる治療です。
「意図的再植」では、患部の歯を根元から1度抜いてしまいます。
歯を残すための治療で抜歯するのは驚かれるかもしれませんが、一度抜いてしまうことで、歯の根を確実に殺菌洗浄し、除去するしかない患部も最低限の大きさで切除することができるのです。また、歯を抜いたことで、炎症を起こした歯茎の治療もスムーズに行うことができます。
きれいに処置した歯を元の場所へ戻してしばらくすれば、あごの骨と結合します。
通常の根幹治療よりも時間はかかるかもしれませんが、歯を1度抜くことで確実に殺菌消毒できますので、しばらくすれば患者様はいつもの生活を取り戻せるのです。
残すために1度除去するのは大胆な方法ですが、1つの選択肢として憶えておいていただければと思います。
当院では、一般歯科治療の他、根幹治療を行っております。
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