なぜ自分の歯を残した方が良いのか?
2019年9月22日
重度の虫歯などで歯の根にまで感染が広がると、あごの骨にまで感染が広がって骨が溶けてしまいます。
一般歯科では、それ以上の感染を防ぐために歯を抜いてしまうことがほとんどです。
しかしそれは自分の歯を失くしてしまうことになりますので、できれば避けたい人もいるでしょう。また、歯科医の多くも自分の歯をできるだけ残すことを推奨しています。
そこで、歯の根にまで感染した細菌をきれいに除去して歯を残す根幹治療を行うわけです。
しかし、根幹治療の難易度はとても高く、気付かないうちに再発してしまって歯が抜け落ちるほど重症化することも少なくありません。
そんなリスクを冒してでも自分の歯を残すことが推奨されるのは、抜歯した場合に使用する入れ歯などによる食事への影響にあります。
どれほど精巧な入れ歯でも、異物です。
使っていれば慣れるといっても、自分の歯には及びません。食事への影響は避けられないのです。
食事は健康な生活の要です。
生活の質を下げないようにするためには、その食事に影響が出ないよう自分の歯を残すのが最善の方法なのです。
また、自分の歯と入れ歯の寿命の違いもあります。
入れ歯もメンテナンスをきちんとしていれば長期間使用できますが、ほとんどの場合は10年程度が限界と言われています。
もちろん、自分の歯も日々の歯みがきをきちんとしなければいけませんが、それでも入れ歯よりは長持ちする可能性が高く、それだけ健康な生活を維持できることになるわけです。
一般歯科で抜歯をすすめられた人は、1度根幹治療を検討してみても良いかもしれません。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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