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歯周病の治療

2017年10月29日

歯周病の治療というと、歯を抜いてしまうイメージがあると思います。
確かに、歯周病が進行して、どうしようもなくなってしまった場合は、抜くしかありませんが、それでも、歯科医師はできる限り歯を残す方法がないか検討するものです。
そして、実際のところ、歯周病の治療で、歯を抜くことはそこまで多くありません。
歯周病の治療は、プラークコントロール、つまり、プラーク(歯垢)を除去して、口内の細菌の量を正常なレベルで維持するということが主な治療です。
なぜなら、歯周病はプラークが歯と歯肉の隙間にできて歯肉が炎症を起こしている症状のことだからです。この炎症が酷くなることで、歯肉がぶよぶよになり、出血し、歯と歯肉の隙間の歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨が溶かされてしまって、歯が抜けてしまうのです。
そのため、プラークをいかに無くし、再生されにくくするかというのが、歯周病治療のメインになるわけです。
具体的には、歯垢と歯石(歯垢がたまり、石灰化したもの)を除去と、ブラッシングの指導が行われます。
また、歯周ポケットの奥にたまってしまっている歯垢や歯石の除去も行いますが、この時、歯周ポケットが深くなりすぎていると、歯肉を切開して歯石を除去しますので、手術となることも少なくありません。
以上のように、歯周病の治療は、初期段階ではそれほど困難なものではありません(歯石の除去はそれなりの痛みを伴います)が、油断すると切開して手術しなければならなくなります。
定期的な歯科検診を行い、早期発見を心がけることをおすすめします。

歯周病の検査

2017年10月26日

歯周病の恐ろしいところは、非常に悪化するまで自覚症状がないところです。
そのため、自覚症状が出てきてから受診すると、治療して完治するのに相当な時間と手間がかかってしまうことが多くなってしまいます。
そのため、歯科医での定期検診をするなどして予防に努め、仮になったとしても、早期発見できるようにしておくことをおすすめします。
ところで、歯周病の検査というのが、どうやって行われるのか、ご存じでしょうか?
歯周病の症状や治療についてはご存じでも、検査がどんなものかご存じない人は多いかもしれません。
今回は、そんな歯周病の検査について、紹介しましょう。
・染色検査
歯周病の原因は、歯に付着した細菌の塊である歯垢(プラーク)です。
日頃の歯磨きなどでキレイに除去できていれば、歯周病になるリスクは非常に小さいですが、一般的にはなかなかキレイには除去できません。
最初の検査は、このプラークがどれくらいあるのか、その付着率を調べます。(治療中や治療後も、適宜調べます)
方法は簡単で、プラークだけを染色してくれる染色液で口をゆすぐだけです。こうするだけで、歯に残っているプラークが赤く染色されますので、口内の清潔度が分かるわけです。
歯周病予防の段階では、この赤い染色部分ができる限り少なくなるようなブラッシングの指導が行われます。
・プロービング検査
歯周病の診断としてもっとも効果的なのは、歯周病の初期段階から現れて、進行状況と共に悪化する「歯周ポケット」を検査することです。
この「歯周ポケット」は、歯周病の進行とともに深くなっていくものですので、ポケットの深さを調べることで、歯周病の進行状況が把握できます。
その歯周ポケットの深さを調べる検査が「プロービング検査」です。目盛りの付いた細い針のようなプローブという器材を歯と歯茎の隙間にできたポケットに差し込んで、その深さを確認します。
この深さが3mmを超えると、歯周病にかかっている可能性が非常に高いと言えます。
・X線検査
歯周病が進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けます。そのため、歯周病がどれくらい進行しているのかは、歯槽骨の状態をレントゲン写真を撮ることで確認できるのです。
歯周病の検査については、この他に出血の度合いや歯が揺れる程度を調べる方法もありますが、いずれにしても歯周病は定期検診をしなければ早期発見が難しい病気です。
冒頭にも書きましたが、ぜひ歯科定期検診を受けて、健康な歯を守っていきましょう。

歯周病のかかりやすさ

2017年10月23日

きちんと歯磨きをしていれば、歯周病になることはありません。
しかし、歯磨きを意識してやらなくても、歯周病にかかりにくい人はいます。
じつは、歯周病にはある程度かかりやすさ(かかりにくさ)があるのです。
今回は、歯周病にかかりやすい人を紹介しましょう。
・歯並びが悪い人
歯磨きをきちんとしていれば、歯周病にはならないと書きました。
歯並びが悪い人は、この点でマイナスになるのです。なぜなら、歯並びが悪ければ、歯磨きで磨きにくい場所が多くなり、それだけ歯周病の温床である歯垢(プラーク)を落としきれなくなる可能性が高くなるのです。
つまり、歯科矯正によって歯並びをきれいにすることは、審美的な効果だけではなく、歯周病を予防する効果もあると言えます。
・歯磨きの癖がある人
歯並びが悪くない人でも、歯磨きで磨き残しをすることはあります。
これは、決して手を抜いているわけではなく、そういった癖なのです。
小学生の頃や歯科検診などで、ブラッシングの方法を習ったことがある人は多いでしょう。しかしそれでも磨き残しがあることは珍しいことではありません。
口内の形状や歯並び、舌の長さや顎の可動域、口の大きさなどは、人によって様々です。そのため、万人がうまく磨けるような歯磨きの方法はないのです。
そのため、自分ではきちんと磨いているつもりでも、どうしても磨き残しができてしまいます。
歯垢を染色する薬剤などを使って、自分が磨き残ししやすい箇所を知り、それにあったブラッシングをしていかなければいけません。
歯周病予防は、正しいブラッシングです。その基本をしっかりと押さえていれば、歯周病の多くは予防することができます。
そのうえで、定期的な歯科検診を受ければ、鬼に金棒でしょう。

歯周病と嗜好品

2017年10月20日

歯周病を防ぐためには、いくつか控えておいた方が良いことがあります。
その中でも「分かっていてもやめられない」のが、タバコやお酒といった嗜好品でしょう。
実際のところ、どうして、これら嗜好品を控えることで、歯周病を防ぐことができるのでしょうか?
タバコやお酒は、ともに歯周病の直接の原因ではありません。そのため、これらの嗜好品を一切口にしない人でも、歯周病になることはあります。
ただし、タバコやお酒は、歯周病になりやすい、また、治りにくい環境を作り出すことが分かっているのです。
それぞれ、具体的に説明しましょう。
一般的に、タバコは、血管を収縮させる作用を持っています。つまり、タバコを吸うと出血が抑えられます。これは、良いことのように感じますが、出血が抑えられることによって、歯周病になっていることに気付きにくくなるので、歯周病を余計に進行させてしまうことになるのです。
また、タバコに含まれる成分の作用によって、歯茎が固くなってしまいますので、これもまた歯周病の発見を遅らせ、進行を助長することになります。
それに加えて、血流が悪くなるということは、薬剤の効き目が悪くなるということになりますので、治療したとしても、治るのに時間がかかってしまいます。
もう一つの代表的な嗜好品のお酒は、それ自体に歯周病を助長したり治りにくくしたりといった作用はありません。
しかしお酒は、歯周病を進行させる効果を生んでしまうのです。それは、お酒に酔ってしまうことで、歯磨きが疎かになることです。中には、お酒を飲んだ日は歯磨きせずに寝てしまう人も少なくないでしょう。
歯周病予防の基本は歯磨きです。むしろ、歯磨きさえきちんとできていれば、歯周病の多くは予防できます。
お酒は、その歯磨きを疎かにしてしまうという意味で、控えるべき嗜好品なのです。
以上のように、嗜好品を控えるにはそれなりの理由があります。そして、その理由を理解すれば、完全に断つ必要がないことも分かるでしょう。
歯周病予防のために嗜好品を断ってストレスを溜めるのではなく、しっかりと理解して上手に控えていくようにしましょう。

歯周病が引き起こす病気

2017年10月17日

歯周病の症状は、「歯茎が腫れる」、「歯茎から血が出る」、「歯がグラグラする」などして、最終的には歯が抜けてしまうという恐ろしいものです。
もちろん、これらの自覚症状が出てくるほどになると、食事をするのは辛く、口臭が酷くなって話すこともできないといった精神的な苦痛もあるでしょう。
じつは、歯周病はこういった口内の症状だけでは済まない恐ろしさもあります。
近年の研究によると、数多くの全身の疾患に、歯周病菌が関連していると言われているのです。具体的には、肺炎や気管支炎、心筋梗塞や動脈硬化、早産などが挙げられています。
特に、心筋梗塞や動脈硬化などの心疾患については、歯周病の人とそうでない人で、明らかに歯周病の人の方が罹りやすいという研究結果が出ており、歯周病と心疾患の関連については、医師の間では常識になりつつあります。
これらの全身症状が歯周病によって引き起こされるメカニズムは、はっきりとしていません。しかし、歯周病になった人の歯茎は頻繁に出血しますので、その傷口から歯周病菌が体内に入り込むという仮説が有力です。
血管に入り込んだ細菌は、容易に全身を駆け巡ることができます。たとえば、歯周病菌が血管の内側に張り付いて増殖した場合、その血管は細く、硬くなります。そうなると、動脈硬化が引き起こされるでしょう。
また、肺に到達した歯周病菌がそこで増殖できれば、肺の中の細い血管を詰まらせることは難しくありません。
このように、歯周病は、放置していると全身の症状を引き起こすことがあるのです。ぜひ、歯科医で検診を受け、正しいブラッシングを教えてもらって、歯周病を予防していきましょう。

歯が割れてしまった場合は抜くしかない?

2017年10月14日

歯が割れてしまった場合、その割れた場所によって、対応方法が大きく異なります。
そして、割れた箇所によっては、歯を失うことになる可能性が高くなるのです。
まず、歯について簡単に説明しましょう。
歯というのは、歯冠部と歯根部に分けられます。簡単に言うと、口の中で見えている歯が歯冠部で、見えていない、歯茎の中にあって歯を支えているのが歯根部です。
歯が割れるというのは、このどちらか(もしくは両方)が割れることです。
そして、歯冠部が割れたり欠けたりした場合は、レジンという樹脂で欠けた部分を埋めたり、差し歯のようなタイプの被せものなどで形を整えることで治療することができます。この治療は比較的容易なもので、1日で終わることもあるほどです。
しかし、歯根部が割れてしまうと、そう簡単にはいきません。
事実、少し前までは、歯根部が割れていた場合、ほとんどの歯科医が抜歯を推奨していたほど、治療が難しいものなのです。
ただし、いまではいくつかの条件が整っていれば、歯を残したままで治療することができるようになっています。
「接着性レジン」というプラスチックの樹脂を使い、割れてしまった歯を接着してしまうことで、歯根部が割れていても歯を抜く必要がなくなるのです。
もちろんこの場合は、根幹治療を行って、細菌による感染などを防いだあとに、接着していく必要がありますので、治療に時間はかかります。
しかし、この接着治療を行うことで、いままで抜歯するしかなかった症状でも、歯を失う必要なく治療することができるようになっているのです。

根管治療の治療期間

2017年10月11日

根管治療はどれくらいかかるのでしょうか?
簡単な虫歯の治療であれば、1回から2回程度ですので、歯科治療はそれほど長くないイメージを持っている人も少なくないかもしれません。
逆に、歯科矯正を経験されている人は数年というスパンでの治療をされているので、「歯科治療は、簡単には終わらない」という印象があるでしょう。
じつは、根管治療は、患者様の根管の状態によって、治療期間に大きな違いのある治療なのです。
具体的には、2週間程度から半年以上と、とてもバラつきがあります。
根管治療の治療期間をバラつかせるもっとも大きな要因は、根管の複雑さです。
根管治療で重要なことは、歯髄を抜いた後の根幹をキレイに洗浄して細菌をなくしてしまうことです。細菌が残っているとそこから再発してより重症化してしまいますので、この洗浄は丁寧に確実に行わなければいけません。
しかし、根幹は人によって穴の大きさも深さも形状も様々で、目に見えないような枝分かれをしている時さえあります。
そんな複雑な根管をすべて無菌状態にする必要があるため、レントゲンを始めいろいろな機材を使って徹底的に確認する必要があります。
そのため、少しでも複雑な根幹の場合は、どうしても治療に時間がかかって、何度も通院していただかなければならなくなってしまうのです。
なお、治療が終わった後は、必ずメンテナンスを行うことを推奨されます。これは、定期的な歯科検診と治療した歯の周りのクリーニングとブラッシングの指導です。
根幹治療をした歯は神経を抜いたために痛みを感じません。そのため、虫歯になっても気付きにくく、重症化しやすいのです。そのため、メンテナンスは欠かせないと考えた方が良いでしょう。
このメンテナンスまで考慮すると、「根幹治療の治療期間は決して短くはない」ということになるでしょう。

根管治療のメリット

2017年10月7日

根管治療は歯の根元の神経にまで虫歯の影響が進んでしまった場合に行う治療です。
この段階まで虫歯が進行してしまうと、神経を包む歯髄が炎症を起こし、常に痛みが走ってしまいます。
それも、最近の毒素が直接神経を冒していますので、その痛みは相当のものです。そのため、そのままでは日常生活に支障をきたしてしまうことでしょう。
根管治療の多くは、冒されてしまった神経を抜き取り、残った穴の中をキレイに洗浄して、再度最近に感染しないように薬剤を充填、密封します。
神経を抜いてしまいますので痛みを感じることもありませんし、薬剤を詰めて密封しますので、それ以上悪化することはりません。
また、最近よく使われているセラミックの詰め物(インレー)を使用すれば、治療跡が目立つこともなく、また金属インレーのように目立って審美的によくない口内になったり、外れてしまったりすることがほとんどありません。
何よりも、一般歯科であれば抜いてしまわなければいけないような症状であっても、自分の葉を残しておけるというのは、もっとも大きなメリットと言えるでしょう。
もし、かかりつけの歯科医から「抜くしかない」と言われてしまった場合は、ぜひ1度根管歯科専門医に受診してもらうことをおすすめします。

根管治療のデメリット

2017年10月4日

末期(C4)の虫歯や歯周病の治療でとても効果的な根管治療ですが、もちろんデメリットがないわけではありません。
そもそも、デメリットがない治療というのは存在しておらず、メリットとデメリットを総合的に考えて実施すべきかどうかを決めなければいけません。
ここでは、根管治療のデメリットを紹介しておきます。
・歯が割れやすくなる
根管は細く曲がっている場合も多いので器具で大きくして洗浄しやすく、かつ薬剤を詰めやすくするのが常套手段です。
しかし、そのためには歯を削る必要がありますので、本来よりも歯が薄くなってしまい、割れやすくなってしまうのです。もちろん、詰め物(インレー)で強度が保つようにしますが、それにも限界はありますので、注意が必要です。
・虫歯に気付きにくくなる
今回治療を行うと、神経を抜いてしまいますので、痛みを感じません。
しかしそれは、虫歯が末期まで進行してしまっても気付けないということでもあるのです。
そのため、根管治療後のデンタルケア(歯磨きなど)は治療前よりも慎重にしっかりと行い、定期的な歯科検診も忘れずに行う必要があります。
・再発しやすい
根管治療はとても難易度が高い治療です。神経を抜いた後の穴は非常に細く、枝分かれしている場合もあって、すべてを洗浄消毒して薬剤を詰めるには、卓越した技術と経験が必要です。
その上で、少しでも洗浄漏れで細菌が残っていたり、密閉が不十分だったりした場合は、細菌が繁殖して再発してしまうことが少なくありません。「仕方がない」と諦めるのではなく、その可能性が高いので、積極的に歯科検診を受けてチェックしてもらうようにしなければいけません。
もし、今から受診しようとしている歯科医がメリットばかりを話して、これらのデメリットについて話さない場合は、その歯科医に治療を受けるべきかを考え直した方が良いかもしれません。

根管治療と細菌

2017年10月1日

「根管治療」は、歯の根元に細菌が感染したり、虫歯やその他の理由で歯の神経が死んでしまったりした場合などに行う治療です。
その手順は、歯の根元にある、神経が入っていた穴の中をきれいに洗浄、殺菌して、薬剤を詰めるというものです。
根管治療にとって、細菌の洗浄はもっとも重要な治療で、根幹に潜む細菌を完全に除去できるかどうかが、治療の可否を決めます。
それに加えて、歯の根元にできた病巣がなくなったところで、細菌が再感染しないように密閉してしまうというのが、再発防止に重要な治療になります。ここまでできて、ようやく治療完了となります。
しかし、口内には善玉菌と悪玉菌を合わせて、少なくとも1,000億から2,000億の細菌が棲んでいますので、洗浄や薬剤を詰める過程での再感染を防ぐのは簡単ではありません。
もちろん、簡単ではなくても、根管治療を行うにあたっては、患部を細菌に汚染されないようにしなければいけません。
そのため、根管治療を専門に行う歯科医師では、ラバーダムと呼ばれる器具を使って、治療する歯だけを隔離し、細菌感染を防いだ状態で治療するのです。
根管治療は、細菌との戦いです。そういった意味で、細菌感染を防ぐことを重視し、きちんと説明してくれる歯科医師を選ばなければいけません。

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