噛むと痛い
2020年3月11日
虫歯の痛みにはいくつか種類がありますが、その中に「噛むと痛い」というものがあります。
具体的には噛んだり歯を叩いたりすると痛みが走る症状で、歯が浮いたような感じもあります。
これは「根尖性歯周炎」と呼ばれる症状の可能性が高いです。
「根尖性歯周炎」は、虫歯や歯周病が進行して歯の根から外に出てしまって、歯茎の中に膿が溜まっている状態です。
酷くなると歯茎に穴があいて膿が漏れ出してしまうこともあります。
歯の根の外(歯茎の中)に病巣があるため、あごの下が腫れて高熱が出ることもある怖い症状です。
この状態を治療するためには、歯の根元に詰まっている細菌や膿などを除去しなければいけません。
その治療で抜歯する場合も少なくない状態です。
しかし、根管治療や歯の根元当たりを切り開いて行う外科的な治療を行うことで抜歯せずに治療できる可能性もあります。歯を抜きたくなければ、1度歯科医へ相談した方が良いでしょう。
「根尖性歯周炎」はいきなりなることはありません。
最初は小さな虫歯や歯周病から始まるものですので、その時点で発見治療していれば、痛みが伴うようなことなく治療できることも多いです。
早期発見のためにも、日々の歯みがきに加えて定期歯科検診を受けることをおすすめします。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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