歯周病治療の流れ
2019年9月4日
歯周病は、歯周病菌が増殖して歯茎が炎症を起こす病気です。重度になれば、歯周病菌が歯の根や歯を支える骨にまで達し、それらを溶かしてしまうことで歯が抜け落ちてしまいます。
そんな歯周病の治療は、以下のような流れになっています。
1.進度の検査
まずは、歯周病がどの程度進行しているかの検査を行います。進度は主に歯周ポケットの深さによって測ります。
2.表面の歯垢や歯石除去
歯周病だと診断されたら、歯垢や歯石の除去を行います。歯垢は歯みがきで除去できますが、歯石は歯ブラシでは歯が立ちませんので、スケーラーという専用の器具で除去します。大きなものの場合は、超音波で振動を与えながら歯石を崩しながら除去します。
3.歯周ポケット内の歯垢や歯石の除去
表面のクリーニングが終わったら、歯と歯茎の間にある歯周ポケット内にたまった歯垢や歯石を除去します。ほとんどの方はここまででおおむね治療は終わりです。
4.歯周外科治療
歯周ポケットが深く、スケーラーで簡単に除去できないような重度な歯周病の場合、歯茎をめくってたまった歯石を露わにしてから除去します。外科的な治療になりますので、回復までに時間がかかる場合があります。
5.メンテナンス
治療後は、歯みがき指導や定期検診などを行って再発防止に努めます。
以上のように、歯周病の治療は蓄積した歯垢や歯石を除去して炎症を防ぐことが主です。歯垢や歯石の蓄積は、日々の歯みがきや定期検診で防ぐことができますので、意識していきましょう。
当院では、一般歯科治療の他、歯周病治療を行っております。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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