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抜歯が必要と言われた ~歯牙移植について~

2014年9月15日

歯周病治療や再生治療、精密根管治療をしっかりと行っても、どうしても抜歯が必要になってしまう―スがあります。
そのような場合、多くの歯科医院で代替手段としてインプラント治療をおススメされているのではと思いますが、当院ではまず、ご自身の歯を活かす「歯牙移植」という手段をご説明させて頂いております。
歯牙移植とは、不要な親知らずや過剰歯、歯列からはみ出し抜歯が必要な歯を抜いて、虫歯などで歯を失ってしまったところに移植する治療を言います。
歯牙移植では、ご自身の歯を使用する、いわば”天然臓器の移植”であるため、歯根膜という、顎の骨に歯を固定させる靭帯のような組織も同時に移植できることで、噛み心地が正しく脳に伝達され、通常の歯の感覚を保つことが出来るようになります。
そのため、咬み合わせの力に対するクッション性、噛みごたえを感じる知覚のなどが、本来の生体が持つ自然な感覚に近くなりますので、患者様ご自身も移殖したことを忘れてしまうぐらい、これまであった歯となんら変わりなく使うことが出来ます。
このように、歯牙移植はメリットは非常に大きい治療法なのですが、全ての人に提供できる治療ではなく、以下の条件をクリアする必要があります。
1、移植するための健康な歯がある事
2、移植する歯の形がなるべく単純である事
3、口腔内の全ての歯が、歯周病に罹っておらず、健康である事
一方、デメリットとしては、抜歯と移植と外科手術を同時に行うため、患者さまの負担が大きくなるという事が挙げられます。
また、インプラントの場合は大きさなどの規格が決められているため、非常にシンプルに手術を行うことが出来ますが、歯牙移植の場合は、移植する歯の形がバラバラなため、技術的に高いレベルが要求されます。
適切な診断と十分な経験が必要な治療ですので、歯科医院選びの際は、ドクターの経験や症例などを参考に、慎重に行いましょう。
当院の、歯牙移植の症例はこちら
http://www.icco-d.com/0526tooth-transplantation/

出来るだけ、歯を削らない治療 ~マイクロスコープ編~

2014年9月12日

歯の治療において、最近日本でも、”MI治療”という概念が定着してきているように思います。
MIとは「ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)」の略で、直訳すると「最小の侵襲」という意味なのですが、生まれ持った歯を出来るだけ削らず、出来るだけ神経を取らずに治療することをコンセプトとした治療法の事を言います。
“MI治療”とひとことで言っても捉え方によっては広い範囲にまで及びますが、具体的には主に以下の3つが挙げられます。
1、出来るだけ歯を削らない、抜かない
2、予防と管理で再発を防ぐ
3、歯の再石灰化を促進する
上記の1、について。
先日のブログで書かせて頂いた、コンポジットレジンによる修復も出来るだけ歯を削らないための有効な治療法ですが、当院ではそれに併せて、むし歯になってしまった部分を削る量を最小限に抑えるためにマイクロスコープを使用した精密治療も行っています。
マイクロスコープを使用すると、肉眼でも拡大鏡でも見ることができなかった根管の内部から歯周組織、歯の切削面など、さまざまなお口の中の状態が確認することが出来ます。
そのため、歯を削る量を最小限に出来るという他にも、肉眼では見えないような歯の亀裂や神経の取り残しを見つけ、早い段階での治療が出来るという事、 外科手術においても最小限の切開で手術が可能になるため、手術後の回復が早い等と言った、様々なメリットがあります。
反面、マイクロスコープ自体が非常に高価であるという事、また、非常に細かい治療になり技術が必要である上に、治療に時間がかかる。と言ったデメリットがあるため、日本で導入されている医院様はまだまだ少ないのも現状です。
当院では患者様への負担を最小限にするため、マイクロスコープを活用したMI治療を提供しております。
http://www.icco-d.com/0528microscope/

出来るだけ、歯を削らない治療 ~コンポジットレジン編~

2014年9月11日

歯の治療というと、今までは「歯を大きく削る、痛い、治療に時間がかかる」というイメージがあり、実際に治療のために健康な歯を削るケースも少なくありませんでした。
しかし、現在は科学技術の進歩により、あまり歯を削らずに治す「接着修復法」という治療も出来るようになり、それにより、出来るだけ歯を削らず、痛くなく、短期間で治療が出来るようになりました。
この治療法を可能にしているのが、歯に強く接着する性質のある高品質のコンポジットレジン(CR)です。
コンポジットレジンは、それ自体が歯と非常に強く接着する特性を持っておりますので、接着面を確保しなければいけない型取りをする治療と違い、歯を削る量はかなり少なくてすみますし、歯と詰め物をしっかりと”接着”しますので、数年後に詰め物の下が虫歯になるという二次カリエスも防げます。
また、型を採るなどの手間がかからないため、治療期間も通院1-2回で終了するというのもこの治療法の魅力です。
コンポジットレジンによる治療は通常の保険治療でも行われているのですが、保険で使われるレジンの場合、
・時間の経過とともに変色する。
・摩耗しやすい
・色の種類が限られているので、審美的に限界がある。
というデメリットがありますが、当院で使っている最新の「ナノ・ハイブリッド・コンポジットレジン」は、1ミクロンの1/1000という超微粒子でできたコンポジットレジンのため、
・磨耗が小さく耐久力にも優れいている。
・時間が経っても変色しにくい
・色の種類も多く高い審美性を追求することが出来る。
という特徴があります。
このように、コンポジットレジンによる治療には多くのメリットがあるのですが、コンポジットレジンによる形成は高い技術を要するため、歯科医師の技量によって仕上がりに大きな差が出てしまいます。
歯科医院を選ぶ際は、先生の実績や症例などを参考に、自分に合った歯科医院を選びましょう。
当院の、ナノ・ハイブリッド・コンポジットレジンによる審美治療はこちら
http://www.icco-d.com/0510twice/

銀歯の下が虫歯になるのを防ぐ方法 ~接着について~

2014年9月10日

皆さん、銀歯と歯を接合しているセメントは唾液で溶けるという事をご存知ですか?

歯科医院で使われている全てのセメントが溶けるという訳ではございませんが、従来から保険治療で使われている「合着材」は、水に溶ける性質を持っているため、唾液により、長年かけてお口の中に溶けだしていきます。

つまり、最初はセメントが銀歯と歯の間にしっかりと埋まっておりくっついているものの、長い年月を経てそのセメントが溶けてしまうと、そのセメントがあった部分に隙間が出来てしまうため、その隙間から細菌や虫歯菌が侵入し、虫歯になってしまうのです。

先日のブログで、隙間の無い治療のための重要ポイントとして「接着」を挙げさせていただきましたが、実は、「接着」と「合着」は、似ているようで違います。

「接着」とは・・・
接着剤を使って、歯とかぶせ物を”化学的に”結合することを言います。
分子レベルでの結合になりますので、かぶせ物と歯が一体化します。

「合着」とは・・・
合着材を使って、歯とかぶせ物を”機械的に”結合することを言います。
歯の表面の凸凹にセメントが入り込んで固まり、その摩擦力によって結合を維持します。
セメントが溶けたり、劣化したりすると、結合力を失い、剥がれたり外れたりします。

接着材は合着材に比べ非常に高価ですので、通常の保険治療では使うのが難しい現状もありますが、詰め物やかぶせ物の下の虫歯を防ぐには、しっかりとした型どりと精密な技工に加え、接着剤でしっかりと接着してあげることが大切です。

このように、当院では、手間や費用は掛かりますが
治療直後はもちろんの事、10年後・20年後の将来を考えた治療を行っております。
http://www.icco-d.com/0504concept/

何年も前に虫歯を治療し、銀歯にした歯が痛む。

2014年9月9日

銀歯の下の歯が痛むので歯医者さんに診て貰ったら、中が虫歯だらけだった!という経験をした事のある人も多いのではないでしょうか?
先日も、「不適切な根管治療を行ったことにより根管内が再感染し、歯の根っこの先に膿の袋が出来る。」という記事を書かせて頂きましたが、実は、日本における歯科治療の3分の2が、既に行われた歯の治療の再治療であると言われております。
なぜ、治療したはずの歯がまた悪くなってしまうのでしょうか?
その原因もさまざまですが、今回のような「銀歯の下の歯が痛む」と言った場合には、主に2つの原因が考えられます。
1つ目は、先日も挙げさせて頂いた、不適切な根管治療によるもの。
そして2つ目は、銀歯と歯の間に”隙間”が出来ていたことにより、そこに汚れがたまり、細菌が中に入り虫歯が広がってしまったものです。
この2つ目の”隙間”について
隙間の無い治療のための重要ポイントは、主に「型どり」「技工物」「接着」の3点ですが、今回はこの中の「型どり」についてお話しさせて頂きます。
銀歯のようなかぶせ物の場合、その継ぎ目は歯肉の中に入り込んでいますので、通常保険治療で行うようにそのまま型どりしても、歯肉の中まで型どり材が入って行かず、歯の形が正確に取れないため、ぴったりと合ったかぶせ物を作ることが出来ません。
当院では、手間がかかってしまいますが、歯と歯茎の間に細い糸を挿入し、一時的に歯と歯肉をわずかに離してから行う「歯肉圧排」という技術を使って型どりを行いますので、歯の辺縁部までぴったりと合う型どりを行うことが出来ます。
また、型どりをするための材料(印象材といいます。)によっても精度が違ってきます。
通常の保険治療では、寒天やアルジネートという比較的安価な印象材を使いますが、当院では、高価ですがより精度の高いシリコンを使って型どりを行います。
印象材の精度とは、いわゆる「歪み」がどれくらいあるかを数値で表したものですが、その数値で比較すると
シリコン:0.3% 寒天:1.5% アルジネート:2.8%
と、圧倒的にシリコンの方が精度が高い事が解るかと思います。
歪みが少ないという事は、当然、よりぴったりと合うかぶせ物を作ることが出来るという事です。
上記はほんの一部ですが、このように、手間と費用は掛かってもしっかりとした治療を行う事で再治療のリスクを抑えることも出来るのです。
当院の、精度にこだわった技工はこちら
http://www.icco-d.com/1010shikagikou/

歯ぐきに白い出来物が出来た

2014年9月7日

腫れや痛みもないのに、突然、歯ぐきに突然白い出来物が出来る事があります。
歯ぐきにできる出来物は、口内炎やエプーリスと呼ばれる良性の限局性腫瘤(しゅりゅう)等、さまざまなものがございますが、ほとんどの場合は、根の先に溜まった膿が出てくる時にできる婁孔(ろうこう)であることが多いです。
この婁孔がよく見られるのは、虫歯や外傷などで歯の神経が死んでしまい、そこから慢性的に感染炎症がおこっている時や、不適切な根管治療をしたために、根管内が細菌により再感染してしまった時などで、根っこの先に”歯根嚢胞(しこんのうほう)”という、膿の袋が出来ているような場合です。
歯根嚢胞自体は痛みや腫れを伴わない事も多いので、通常は、自分ではその存在に気付くことが無いのですが、その袋の中に溜まった膿が外に出ようとして、歯槽骨という歯を支えているアゴの骨の中を通り、歯ぐきの表面にまで出てきた時に、婁孔となって現れるのです。
つまり婁孔が見られるということは、その周囲の歯の根の先に歯根嚢胞が出来ていることが疑われるということです。
歯根嚢胞は、基本的に、放置していても自然治癒することはありません。
むしろ、ゆっくりですが確実に進行し、巨大化していきます。
歯根嚢胞が小さいうちであれば、適切な根管治療を行う事で完治できますが、長期間放置してしまった場合は根の治療だけでは難しくなり、抜歯をしなければいけないケースも出てきますので、もし歯ぐきに出来物を見つけたら、早めに歯医者さんに診てもらう事をお勧めします。
一壺歯科医院のマイクロスコープとラバーダムを使った精密根管治療はこちら
http://www.icco-d.com/0515konkanchiryou/

疲れたときに、歯茎が腫れたり歯が浮いた感じがする。

2014年9月5日

普段は何ともないのに、徹夜明けやストレス過剰の時にだけ、歯茎が腫れたり、歯が浮いた感じがする。
そんな経験のある方も少なくないのではないでしょうか?
実際、ストレスが、直接的に歯のトラブルを引き起しているというケースは一般的にはありません。
しかし、体に過度のストレスがかかり、体の対抗力が落ちることにより、間接的に、歯茎が腫れる・歯が浮いた感じがする等と言ったお口のトラブルを引き起こす場合があります。
例えば、初期の歯周病の場合。
初期の歯周病は、通常は体の抵抗力でその痛みや炎症を抑えているので、ほとんど自覚症状がありません。
しかし、ストレスや疲れで抵抗力が落ちると、歯周病菌が活発になって歯ぐきの腫れを引き起こし、歯が浮いた感じがすることがあります。
そういった時は、まずは充分に休養を取り、血行を良くしてあげること。
また、体の抵抗力が回復して浮いた感じが治まったとしても、歯周病の進行が止まった訳ではありませんので、日頃からブラッシングをしっかりと行い、3ヶ月に一度は専門家による定期検診で口腔内の健康をチェックしていきましょう。
一壺歯科医院の予防メニューはこちら
http://www.icco-d.com/0525preventive/

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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