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Goodbye Perio(グットバイ ぺリオ) プロジェクト

2013年3月22日

Goodbye Perio プロジェクトは全国の歯科衛生士が歯周病予防を通じて国民を健康に導くため、2012年1月に発足した社会貢献プロジェクトです。
2012年11月12日現在、全国で1440名のメンバーが活動されています。
8020運動により高齢者の残存歯数は増えてきましたが、日本成人の約80%が歯周病になっていて、歯がグラグラで噛めない状態の人が多く、そのため全身の健康にも影響を及ぼしています。
また、歯周病の細菌は糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、骨粗しょう症、関節炎、腎炎、早産や低体重児出産、メタボリックシンドロームなど全身疾患にも深く関係しています。
ギネスブックには”全世界で最も多い病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない”と書かれるほど多くの人が罹患していますが、歯周病は予防方法が確立されている病気です。
このプロジェクトは口腔内だけでなく全身への影響も大きい歯周病について正しい知識を持っていただき、行動に繋げ、歯周病のない健康な生活を送っていただくために発足されました。
当院はこのGoodbye Perio プロジェクトをサポートいたします。

マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)

2013年3月19日

マイクロスコープを導入して以来、治療の質が一段と向上したように思います。
特に歯内療法(根管治療)に於いてはマイクロスコープを使用した治療が有効だと思います。
通常、使用している3倍のルーペとは異なり、21.3倍に拡大して見る根管内は驚くことばかりです。
十分に根管内を拡大、洗浄して根管内を精査してみると、取り残しが見つかったり、側枝か?と疑うような形態を見つけたりします。
また、ルーペでは見つける事が困難だったイスムス(2つの根管が細い隙間でつながっている状態)も容易に見つける事が出来るようになりました。
イスムスを見逃す事は感染源を残してしますことになり、根管治療が失敗してしまう可能性があります。
また、条件が整えば根尖孔を直接観察することも可能で、根管治療に非常に役立っています。
このように、マイクロスコープを使用して根管治療をすることは確信をもって治療できることに繋がるのではないでしょうか。

根尖孔外感染

2013年3月18日

根尖孔外感染(extra radicular infection)という言葉はあまり耳にしませんが臨床では、これが疑われる症例に遭遇することがあります。
根管内の感染が歯根の外側に広がった状態を言いますが、感染が細菌の塊であるバイオフィルムを形成していることがあります。
バイオフィルムはプラークの様に白っぽく見られますが、長期間放置しておくと血液を取り込んで歯石のように黒っぽくなっています。
根管の外では生体の免疫反応があるのですが、それに耐えて生き続けるとは厄介なことです。根尖孔外感染がある場合は根管治療だけでは治らないため、難治性と判断されることもあります。
治療する場合は通常の根管治療を行い、更に外科的に感染部分を除去することになります。除去するのは感染した歯根は勿論ですが、ガッタパーチャなど感染が疑われる根管外にある残留物も取り除くことになります。
外科処置は嫌な事です。是非とも避けたいものです。そのためには出来るだけ早期に根管治療を行い、感染を広げないようにしてください。
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根管の再感染

2013年3月16日

根管を十分に拡大、洗浄でき、緊密に根管充填ができれば根管内は大丈夫でしょうか?
根管治療につづき崩壊した歯冠修復処置が必要になります。
コンポジットレジンを充填したり、クラウンを被せたりするのですが、その精度もたいへん重要となります。
修復処置の精度が悪いとセメントが溶け出し、その隙間に唾液が入ってきて細菌感染が始まってしまい、再び根管内が感染してします。
精度だけでなく根管治療後、速やかに修復処置を行い細菌にさらされる時間を短くする必要があります。時間が経過すれば感染の可能性が高くなってしまいます。
口腔内は湿度100%、栄養は十分あり、細菌にとっては非常に住み良くなっています。このような環境でする歯の治療は細菌との戦いなんですね。

根管内洗浄

2013年3月15日

歯内療法をおこなう根管は非常に複雑な形態をしているため、根管治療では根管内洗浄も重要な処置となります。
根管治療ではリーマー、ファイルなどを使用して機械的に根管の壁を削り取り細菌を除去するのですが、リーマー、ファイルですべての根管の壁に触れることはできません。そのため、機械的な清掃だけでは細菌が約50%に減らすことしかできません。
機械的な清掃と次亜塩素酸ナトリウム、EDTAの化学洗浄を併用することにより細菌は約40%に減少し、さらに水酸化カルシウムの貼薬も行うと約10%に減少させることができます。でも、無菌化することはできません。
このように完全に根管内の細菌を除去、洗浄して無菌化することは不可能ですが、どうしても根管内に残ってしまう細菌は、洗浄後に充填する根管充填材を緊密に詰めることで栄養分の供給を断ち、増殖をおさえ、活動しないよう根管内に閉じ込める(entomb)必要があります。

ステップワイズエキスカベーション

2013年3月13日

ムシ歯が深くて抜髄(神経を取る事)をする可能性が高いのだが、歯髄(神経)をなんとか保存出来ないものか?   
そんな問題をステップワイズエキスカベーションが可能にしてくれるかもしれません。
ステップワイズエキスカベーションとは軟化象牙質(ムシ歯で悪くなった部分)の除去を1回で行わず、2回に分けて取り除く方法です。
1回ですべての軟化象牙質を取り除くのではなく歯髄に近い部分を残し、その上に薬を置きセメントで緊密に封鎖します。3〜6ヶ月後、再びセメントや薬を取り除いて慎重に軟化象牙質を取り除きます。
3〜6ヶ月間に歯髄に近い軟化象牙質では再石灰化が生じて固くなり、歯髄が保存可能となります。
その後、歯冠部の修復をしますが、細菌に再び感染しないよう精度の高い修復処置を行います。
歯の根管は非常に複雑な形態をしています。わたしたち人間の手には負えません。抜髄を避け最良の根管充填剤である歯髄を温存したいものです。

合着用セメント

2013年3月6日

補綴物を歯に装着する際にセメントを使用しますが、数多くの歯科用セメントがあります。
・グラスアイオノマーセメント
・カルボキシレートセメント
・酸化亜鉛ユージノールセメント(EBAセメント)
・リン酸亜鉛セメント
・接着性レジンセメント など。
当院では、
サンメディカル社 スーパーボンド
クラレ社 パナビア
アメリカ ペントロン社 ルートイット
等の接着性レジンセメントを症例に応じて使用しています。
接着性レジンセメントは、歯と接着し、唾液に触れても溶け出さないセメントのため長期間使用できると思います。

咬合調整

2013年3月5日

補綴物を製作して歯に装着する際に、高い部分や歯ぎしりをした際に当たるところを調整し、口腔内で障害とならないように歯の咬み合わせを調整します。
咬合調整に使うのは、ドイツ HANEL社製の12μのフォイル 赤と青を使用し、青でカチカチ咬んだ時と、赤で歯ぎしりした時の状態をみています。
補綴物は歯科技工士が精密に製作していますが、咬合調整が必要となります。
補綴物が少し高く感じてもすぐに慣れると思われるかもしれませんが、咬んでいるうちに歯が痛くなってしまうので咬合調整をして違和感のない状態にします。
歯や補綴物は咬んでいるうちに擦り減ってきます。全体が均等に擦り減れば良いのですがそうはならず、咬んでいる所や、擦り合わさっている所だけ減ってきます。そのため、歯に障害となるような咬み合わせになってしまうため、咬み合わせのチェックをして障害となる場所を調整し、咬み合わせが安定した状態にする必要があります。
咬み合わせが悪いと歯周病や顎関節症になってしまうこともあります。
定期的に咬み合わせをチェックすることをおすすめします。
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上の写真の7年後です。ほぼ、同じところに青と赤のフォイルでマーキングされましたが、
歯ぎしりの時にあたっているところがないため、赤は見えません。
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印象

2013年2月27日

精密な補綴物を製作してもらうためには精密な模型が必要ですが、その模型を作るために精度の高い印象が必要となります。
当院は技工を東京 吉祥寺のアペックスの檜田さんに依頼しています。
檜田さんは20倍の実体顕微鏡を使用して補綴物を製作し、適合に関してもかなりウルサイことで知られています。
通常は、寒天とアルジネート印象材を用いて印象されることが多いようですが、当院では3M社製で親水性付加型シリコーン印象材 インプリントのヘビーボディとライトボディを使用して20倍の実体顕微で作業しても大丈夫な模型が作れるように精密な印象を採っています。
印象材を入れるトレーは既成のトレーを使用せず、印象する患者さんの顎の大きさや歯並びにあわせて院内で製作しています。
オーダーメイドの個人トレーですね。
個人トレーを使って印象すると印象材の厚みが一定になり印象材の変形のない印象を得ることが可能となります。
また、印象時に血液があると印象が不鮮明になってしまします。歯肉からの出血がない健康な歯肉が精密な印象を行うために大変重要となります。
オーダーメイドの個人トレー
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仮歯

2013年2月26日

テック、テンポラリークラウン、プロビジョナルレストレーションといろいろな呼び名がありますが一般的にテックと言われています。
歯を形成した後、形成面を保護するために製作しますが、他にも目的があります。
歯が動かないようにスペースを確保します。
歯を形成した後は、隣の歯や咬み合わせる歯との間に隙間ができますが、隙間をそのままにしておくと歯が微妙に動いてしまい、補綴物が入りにくかったり、入らなかったりします。
歯肉の健康を保ちます。
仮歯があると食事時の食物の流れが正常に保たれ、歯肉に負担がかかるのを防ぐことができ、歯肉の健康が保てます。
補綴物の厚みがわかります。
仮歯の厚みを測ることにより補綴物の厚みがわかり、補綴物の適正な厚さを確保することができます。補綴物の厚みが予測できるため、歯を余分に削ってしまうことを避けられます。
補綴物の形態がチェックできます。
仮歯は自由に形を変えられるため補綴物の形態を再現して他の歯と調和するか、審美的に問題がないか、補綴物の製作に際し多くの情報を得ることができます。
咬み合わせの調整ができます。
咬み合わせが悪い場合に、自由に調整することができる仮歯を使用して、いろいろな咬み合わせの状態を試験することができます。
まだまだ仮歯の使用目的はあるかと思いますが、治療では非常に大切なものとなります。そのため、短期間だけの使用となるかもしれませんが、製作には十分注意を払いながら慎重に行わなければなりません。
このように大切な仮歯、仮という呼び方は正しくないのかもしれませんね。
形成
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仮歯
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補綴物
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