根管の再感染
2013年3月16日
根管を十分に拡大、洗浄でき、緊密に根管充填ができれば根管内は大丈夫でしょうか?
根管治療につづき崩壊した歯冠修復処置が必要になります。
コンポジットレジンを充填したり、クラウンを被せたりするのですが、その精度もたいへん重要となります。
修復処置の精度が悪いとセメントが溶け出し、その隙間に唾液が入ってきて細菌感染が始まってしまい、再び根管内が感染してします。
精度だけでなく根管治療後、速やかに修復処置を行い細菌にさらされる時間を短くする必要があります。時間が経過すれば感染の可能性が高くなってしまいます。
口腔内は湿度100%、栄養は十分あり、細菌にとっては非常に住み良くなっています。このような環境でする歯の治療は細菌との戦いなんですね。