マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)
2013年3月19日
マイクロスコープを導入して以来、治療の質が一段と向上したように思います。
特に歯内療法(根管治療)に於いてはマイクロスコープを使用した治療が有効だと思います。
通常、使用している3倍のルーペとは異なり、21.3倍に拡大して見る根管内は驚くことばかりです。
十分に根管内を拡大、洗浄して根管内を精査してみると、取り残しが見つかったり、側枝か?と疑うような形態を見つけたりします。
また、ルーペでは見つける事が困難だったイスムス(2つの根管が細い隙間でつながっている状態)も容易に見つける事が出来るようになりました。
イスムスを見逃す事は感染源を残してしますことになり、根管治療が失敗してしまう可能性があります。
また、条件が整えば根尖孔を直接観察することも可能で、根管治療に非常に役立っています。
このように、マイクロスコープを使用して根管治療をすることは確信をもって治療できることに繋がるのではないでしょうか。