2012年2月14日
漂白にはオフィスブリーチ法とホームブリーチ法があります。
オフィスブリーチ(オフィスホワイトニング)は歯科医院でおこない、ホームブリーチ(ホームホワイトニング)はご自宅でおこなう方法です。どちらの方法もおもに過酸化水素の漂白作用を利用して歯を白くします。
色の後戻りはあるのでしょうか?
昭和大学歯学部と日本大学歯学部で行った調査では3カ月後くらいから後もどりしはじめるとの報告がされています。
漂白の効果を持続させるには、着色する可能性のある食品をさけ、禁煙することをおすすめします。
また、定期的にリコールをうけられ、白さをたもちましょう。
2012年2月8日
歯を白くするホワイトニングの中に歯科衛生士によるプロフェショナルトゥースクリーニングがあります。
この方法は、2μmという非常に細かい粒子のペーストを使い機械的に歯の表面に付着したプラークや色素を取り除きます。
クリーニング中は心地よく、クリーニング後には歯がつるつる。
1回の通院で終えられるため、定期的にクリーニングされる方が増えています。
歯を削らずに自然な白さを願っている方にお勧めします。
2012年2月6日
白く健康的な歯は相手に清潔でさわやかな好印象をあたえます。現代は相手に不快感をあたえないことがエチケットとなっているため白い歯への要求がたかまっています。
歯を白くする処置にはつぎのような方法があります。
・ブラッシング
・プロフェショナルトゥースクリーニング
・トゥースマニキュア
・ブリーチング (ホワイトニング)
・レジンダイレクトボンディング
・ポーセレン・ラミネートべニア
・ポーセレン・クラウン、オールセラミック・クラウン
ブラッシングがもっとも歯にダメージを与えませんが、下にいくにしたがい歯に対するダメージが大きくなりポーセレン・クラウン、オールセラミック・クラウンが最も大きくなります。
2012年2月3日
フッ素を効果的に使用するには濃度がポイントとなります。
フッ素によるむし歯予防の効果は濃度に比例してたかくなります。
フッ素の濃度が300ppm以上のときに効果的に作用し、この濃度をお口の中で2分程保つことをおすすめします。
日本の歯磨剤に配合されているフッ素は1000ppm以下に定められているため1回に1g以上の歯磨剤を使用します。これは歯ブラシの植毛部の長さが2cmの歯ブラシでは約2/3に相当します。
フッ素はブラッシング後に全体の歯にいきわたるように使用し、すすぐ時は、少量の水で回数を少なくして歯についたフッ素が流れ出るのを防ぎます。
歯間部は歯間ブラシにフッ素をつけ塗布するのも有効です。
2012年2月1日
むし歯予防には、ブラッシング、フッ素入り歯磨剤の使用、正しい食生活、定期検査が行われることが有効です。
なかでもフッ素については1994年WHOから先進諸国のむし歯の減少にはフッ素入り歯磨剤の普及が寄与しているとの報告がなされています。
また、世界のむし歯予防に関するガイドラインでは、フッ素入り歯磨剤を使用しないハミガキはむし歯予防の効果に対する科学的根拠が乏しいとされています。
ただフッ素入り歯磨き剤を使用すればいいというものではありません。
効果的に作用させるには濃度が問題となります。
2012年1月27日
インプラント治療は1969年にブローネマルクらによりチタンと骨組織が直接的に結合することを発表したことから始まり、わが国には28年前に導入された有効な治療法です。
インプラントによりブリッジや入れ歯を避けられる反面、いろいろな問題がマスコミなどに取り上げられています。
インプラントは、けっして万能ではありません。
メリット、デメリットを比較されトラブルを避けられるようお勧めいたします。
また、抜歯してインプラントを埋入する治療と抜歯せずに歯を保存する治療を治療費で比較すると、後者の方が低く抑えることができるのではないでしょうか。
歯科の専門雑誌には多くのインプラントに関する講習会が掲載され盛況のようですが、歯科医はインプラントを考える前に歯を保存する治療について十分検討すべきではないでしょうか。
2012年1月26日
歯牙破折はほとんどの症例で抜歯となりますが状況により治療できることがあります。
破折して間もないこと、複雑に割れていないこと、咬み合わせや歯並びに問題がないことなどが保存可能な条件となります。
状況によっては破折した歯だけで治療を終えることも可能ですが、単独で危険であれば隣の歯と連結をします。
2012年1月25日
歯周病(歯槽膿漏)のために抜歯となるケースは非常に多いと思います。
重症の症例でも歯根が複数ある場合は残すことができない根だけを抜歯し、残った根を使用する分割抜歯という方法があります。
歯としては弱くなるため、隣の歯と連結することで補います。
また、骨の状態によってはエムドゲインを用いた再生療法と骨移植により治療できることもあります。
いずれの治療法も手術をともない、治療後メンテナンスが必要です。
2012年1月24日
歯の根っこの先に病巣(根尖病巣)があるために抜歯と言われた方は多いのではないでしょうか。
根尖病巣の治療法について。
ラバーのシートで根尖病巣のある歯を隔離して治療します。
麻酔をして行いますので痛くない治療です。
根管内を十分に消毒し無菌的な状態にした後、圧を加えながら薬をつめます。
根尖病巣が改善するには治療後数ヶ月の期間が必要となります。
レントゲンで骨の状態を観察して判断します。
根尖病巣が治れば歯として十分に機能できる状態となります。
2012年1月23日
抜歯の原因には、虫歯、根尖病巣、歯周病(歯槽膿漏)、歯牙破折などがあります。
これらの原因が解決出来ればインプラントの手術は不必要となり治療費も節約することができます。
抜歯の原因となる歯の治療にはどのような方法があるのでしょうか。
虫歯について。
虫歯が深いと抜歯となります、その場合は矯正により健全な部分が歯茎の上に出るまで歯を引っ張りだします。
この方法は奥歯よりも前歯に用いられます。
歯列矯正とは異なり大掛かりな矯正治療は必要なく、痛いこともほとんどありません。
矯正治療は保険適用されず費用が必要となりますが、インプラントの費用と比較すると料金をおさえることが可能です。
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