インプラントを考える前に Ⅴ
2012年1月27日
インプラント治療は1969年にブローネマルクらによりチタンと骨組織が直接的に結合することを発表したことから始まり、わが国には28年前に導入された有効な治療法です。
インプラントによりブリッジや入れ歯を避けられる反面、いろいろな問題がマスコミなどに取り上げられています。
インプラントは、けっして万能ではありません。
メリット、デメリットを比較されトラブルを避けられるようお勧めいたします。
また、抜歯してインプラントを埋入する治療と抜歯せずに歯を保存する治療を治療費で比較すると、後者の方が低く抑えることができるのではないでしょうか。
歯科の専門雑誌には多くのインプラントに関する講習会が掲載され盛況のようですが、歯科医はインプラントを考える前に歯を保存する治療について十分検討すべきではないでしょうか。