樋状根(Cシェイプ)
2013年10月11日
樋状根とは、私たちモンゴロイドの下顎第2、第3大臼歯に高い頻度でみられ、根管の水平断面がC字型をした根のことをいいます。 樋状根とかCシェイプとか言ったりします。
臨床例をご覧ください。
右下第2大臼歯がここ半年の間ウズクということで来院されました。
術前のレントゲン写真です。
根管内に4本のガッタパーチャが見え、歯根の遠心に骨の透過像がみられます。
歯根が円錐形でしたので樋状根が疑えます。
近心根、遠心根が頬側でつながっていて、やはり樋状根でした。
根管内を十分に清掃、消毒をしてガッタパーチャを緊密に充填したらガッタパーチャがアルファベットのC字の様になりました。
レントゲン写真です。広範囲にガッタパーチャで充填されています。(チョッと見にくいですが)
治癒に向かわれるといいですね。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院