補綴物のマージン
2013年2月23日
補綴物は歯の失われた部分を補い機能を回復するために使用するインレー、クラウン、ブリッジなどのことを言います。補綴物はセメントにより歯に装着されるため、歯と補綴物には必ず境ができますがこの境部分をマージンと言います。
天然歯の表面は、段差などなくスムースな表面となっています。補綴物のマージン部も天然歯の様にスムースな状態でなければなりません。
マージン部がスムースでないとどんなデメリットがあるのでしょうか。
マージン部が歯にスムースに適合していなくて隙間や段差があると、その部分で細菌が増殖し、ムシ歯や歯周病が生じて再治療や抜歯の原因となってしまいます。
補綴物のマージンが不適合となる最大の理由はヒューマンエラーのため優秀な歯科技工士の協力は欠かせませんが、ひとつひとつの治療ステップの正確さも重要となります。
補綴物のマージン