仮歯
2012年5月13日
テック、テンポラリークラウン、プロビジョナルレストレーションなどと言われています。
最終補綴物が入るまでの間、削った歯に被せておくものですが大変重要な役目をはたします。
当院で仮歯のために費やす時間の割合は治療全体の3割ほどになります。
仮歯は形態や咬み合わせ、適合などに気を配りながら表面を滑沢に仕上げます。
また仮歯は削った歯に被せておくだけでなく、歯肉の状態を改善したり、噛み合わせの改善など治療にも用います。
患者さんの中には仮歯でいいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、仮歯は樹脂で製作しますので滑沢に表面を研磨しても最終補綴物のように滑らかにはできません。粗さがありプラークが付着しやすいため不潔になりやすかったり、長期間使用すると仮歯をつけているセメントが劣化してムシ歯になったりしますので、これでいいと思わないでください。