歯内療法(根管治療)と抜歯
2012年5月3日
歯内療法を行った歯は、抜歯になることが多いと思われていませんか。
ある報告では、歯内療法をした歯の97%が口腔内に維持され、残りの3%は抜歯を含む追加の治療が必要となったと報告されています。歯内療法は大変予後の良い治療法なのです。
では、歯内療法をして抜歯となった歯の原因は何だったのでしょうか。
内訳は保存不可能なう蝕が61%を占め、ついで根管治療の失敗12%、歯牙破折9%、穿孔9%、歯周病5%の順となっています。
歯内療法をした歯を長く使用していくには歯内療法後に歯を放置して虫歯にしないことや、質の高い歯冠修復処置を続けて行うことが非常に重要となります。