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2015年7月14日

左下の第1大臼歯が咬むと痛いとの主訴で来院されました。

この歯は、1年前に激痛が出て、他院で3回目となる歯内療法をしましたが、2~3日後に痛みを伴い左の顔が大きく腫れたことがありました。
3ヶ月間歯内療法を行い治療は終了しましたが、また、咬合痛があり、舌側が腫れてブラッシング時に破れて膿が出たそうです。


レントゲンを撮ると根分岐部(歯根が分かれている部分)に病巣がみられます。

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レントゲン写真から根分岐部付近で穿孔していることが考えられますし、根尖から根管充填剤が出ています。
当院で再度歯内療法をすると4回目となり、根管壁が薄くなり破折しやすくなるなど多くの問題がありますが、ご本人の"抜きたくない"との強いご希望で4度目の歯内療法をすることになりました。

コンポジット・レジンで隔壁を作り、ラバー防湿をして治療をすすめます。
充填物を取り除くと、心配していたように舌側の近心根根分岐部に根管口ほどの大きな穿孔がありました。

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{002826-20141007[1](0)}C.JPG

穿孔部をMTAセメントで封鎖しました。

{002826-20141022[00](0)}C.JPG

その後、通法通り根管治療を行いましたが、残念ながら根尖より出ていた根管充材を除去することは出来ませんでした。

近心舌側根の根尖は大きく拡大されていて、ガッタパーチャ・ポイントでの根管充填は不可能なためMTAセメントで行い、他の3根管はガッタパーチャ・ポイントで根管充填を行いました。

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根充後6ヶ月のレントゲン写真です。

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(初診時のレントゲン写真)
{002826-20140919[002](7)}.JPG
                                       
レントゲン写真では初診時の状態と比較して根分岐部の病巣は少し小さくなりました。
根尖部の状態は初診時とあまり変わっていないようです。
何度も繰り返していた腫れや痛みは治療終了後、出ることはなくなりました。

今後、根分岐部の変化を観察していきたいと思います。

名古屋 中区 栄 一壺歯科医院


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一壺歯科医院 院長 伊藤茂基

一壺歯科医院
院長 伊藤茂基

【経歴】
1979年 愛知学院大学歯学部卒業
東京自由が丘の歯科医院を経て、沖縄の無歯科医村(東村)診療所勤務。
1986年 名古屋市中区にて開業

【所属学会ほか】
日本歯周病学会会員
日本接着歯学会会員
日本歯内療法学会会員
中区歯科医師会

JCPG(日本臨床歯周療法集談会)会員
JIADSクラブ会員

藤本順平先生 補綴・咬合コース
阿部晴彦先生 総義歯コース
JIADS ぺリオコース
   再生療法コース
   3iインプラントコース
Dr. Rudolf Slavicek オーストラリア咬合学セミナー
Dr. Jan Lindhe ぺリオコース
エムドゲイン ゲル講習会
岡本浩先生
   ぺリオコース
   ぺリオ.アドバンスコース
カリオロジーコース
東京医科歯科大学 ブローネマルクインプラント講習会
石井歯内療法研修会セミナー
石井歯内療法研修会ハンズオン
第9回世界歯内療法会議
フッ素セミナー(東京歯科大学 衛生学講座教授 眞木吉信先生)

※記載の症例の治療費用に関してはホームページの料金表をご覧ください。 ※記載の症例はあくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。

一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/

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