根管治療の成功率
2013年1月28日
根管治療をする際、その成功率は大変気になります。
このことに関する文献を見てみました。
最初に根管治療をする場合、根尖病巣がないと90%以上の成功率がえられ、根尖病巣があると80%となりますがかなり高い確率で成功します。
では、再根管治療はどうでしょうか。
根尖病巣がないと70%、あると60%以下になってしまいます。
さらに、根管の形態が破壊されていると50%、根管の形態が破壊され根尖病巣もある場合は40%に下がってしまいます。
このように根管治療は最初の段階できちんとした治療が行われれば成功率の高い治療法ですが再治療の成功率は下がり、外科的処置も検討しなければなりません。
大切な歯を抜歯してインプラントやブリッジ、義歯とならないよう最初が肝心となりますね。
(このような成功率を得るためには、唾液による細菌感染を防ぐラバーダム防湿は不可欠となります。)