歯肉炎、歯周炎、歯周病
2020年3月2日
歯周病のお話を聞かれる中で、よく歯肉炎や歯周炎という言葉も聞くことがあると思います。
なんとなく歯周病と関係していることはご存知な人も多いですが、具体的な違いがわからない人も少なくないでしょう。
今回は、そんな歯肉炎、歯周炎、歯周病について、それぞれ説明します。
・歯肉炎
症状が歯と歯肉の部分までしか進行していない段階です。
歯と歯茎の隙間はそれほど広がっていませんが、歯肉が炎症を起こして赤く腫れてしまい、触れると血が出ることもあります。
この段階であれば、歯と歯茎の隙間の歯垢をきちんと除去することで回復します。
・歯周炎
歯肉炎が進行して、歯と歯茎の隙間が深くなり、歯周ポケットができています。歯周ポケットの中に歯垢がたまることでポケットはより深くなり、歯の根の方への感染が進みます。
この段階では、歯みがきで歯垢を取ることはできなくなっていますので、できるだけ早く歯科医で診てもらわなければいけません。
・歯周病
ここまでに説明した歯肉炎と歯周炎の総称です。
また、細菌感染ではなく「かみ合わせ」が原因で歯に強い力がかかり続けた場合に起こる症状も含むことがあります。
歯周病は30代以上の人の3人に2人がかかっていると言われています。
なにかご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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