歯周病治療後の違和感
2020年2月28日
歯周病の治療後に歯が浮いたように感じたり、歯が染みたりして不安になる方は少なくありません。
結論から言えば、この症状は自然なものですので、ご安心ください。
歯周病の治療というのは、原則として口内のクリーニングです。
もう少し詳しく説明すると、歯周病になっている歯の歯周ポケットの中の歯垢や歯石を除去することです。
健康な人であれは日々の歯みがきで歯垢を除去することで歯周病になることを防げます。
しかし、歯周ポケットが深くなると歯ブラシの届かないところに歯垢がたまってしまい、歯周病が改善できなくなります。
そのため、まずはこの歯周ポケットにたまった歯垢や歯石を除去することが重要なのです。
この歯石を除去するとき、歯石をかきだすように除去するため歯を抜く方向の力がかかるのです。
その結果、治療後しばらく歯が浮いたように感じます。あくまでも感覚的なもので、徐々におさまってきますのでご安心ください。
また、いままで歯垢や歯石で覆われ、細菌たちに少しずつ侵されて薄くなった歯の表面が顕わになりますので、歯が敏感になって染みることもあります。
この点についても、歯の再石灰化などで徐々におさまっていくことでしょう。
ただし、いつまでたっても(2週間以上)違和感や痛みがなくならない場合は、すぐに歯科医へ相談するようにしてください。
歯周病治療でご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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