歯周病で歯茎が痒くなる?
2020年2月15日
歯周病は自覚症状もなく進行し、気が付いたときには歯を失ってしまうほど進行していることも少なくない、恐ろしい病気です。
しかし、そんな歯周病にも兆候というものが存在します。
その1つが、歯茎のむず痒さです。
歯周病は、歯と歯茎の隙間にたまった歯垢の中の細菌が作り出す毒素によって始まります。
毒素を浴びた歯茎は、自己防衛のため細菌を殺すための白血球を呼びます。
すると、歯茎に走っている血管内の血流が増えて歯茎が腫れるのです。
これが炎症の始まりです。
ただ、この炎症が断続的に起こり続けることで歯周ポケットが深くなり、より炎症がひどくなってしまう悪循環に陥ってしまいます。
このとき、最初の段階の炎症に気付けない人がほとんどですので、歯周病は自覚症状がないと言われるのです。
しかし、お口の中が敏感な人の場合、炎症によって歯茎が腫れることで「痛み」までではない刺激を感じ、それをむず痒さと認識します。
もしお口の中がむず痒くなったら、遠慮せず歯科医へ相談してください。その段階で歯周病を見つけられれば、治療も簡単なものになる場合がほとんどなのです。
歯周病の症状に疑問点などがございましたら、お気軽にご相談ください。
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