歯周病とガム
2020年2月18日
歯周病の原因は細菌です。
そのため、お口の中の細菌を除去するのが歯周病を防ぐ最善の方法になります。
つまり、毎日の歯みがきで歯垢を除去することが重要になるわけです。
じつは、唾液でお口の中を潤しておくことも、歯周病を防ぐ大事なことのひとつです。
唾液には殺菌効果と洗浄効果がありますので、お口の中が唾液で潤っていれば、歯垢になる前の細菌を洗い流してきれいにする効果が期待できるからです。
しかし、残念ながら歯周病で歯を失いやすい年齢になると、少しずつ唾液の分泌量が落ちていくことが知られています。
そのため推奨するのが、「ガムを噛むこと」なのです。
噛むという行為は唾液の分泌を促しますので、ガムを噛むだけでお口の中が潤います。
ガムの種類によっては、わずかながら歯みがきのように歯垢を取り除く効果があるものもあるので、それも良い効果が期待できます。
ただし、食後すぐに甘いガムを噛むのは逆効果になりますので、避けるようにしてください。
食事中に溶けてしまった歯の表面を再石灰化するのに2時間から3時間必要ですので、ガムを噛むのは食後しばらくしてからにしましょう。
なお、すでに歯周病になっている人は、ガムを噛むことによって余計な力がかかって症状がひどくなることがありますので、あまりおすすめできません。
歯周病予防でご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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