根幹治療と薬
2020年2月3日
根幹治療は歯の根の中を殺菌消毒したあと、できた空洞に薬剤を詰めて密閉することで治療を終えます。
じつはこの薬剤には、3つの役割がありますので詳しく説明しましょう。
・根管の消毒
根幹治療の成否は根幹内の細菌を確実に駆除できるかどうかにかかっています。
根幹治療では様々な器具を使うなどして徹底的に最近を除去しますが、気付けない根幹の存在や除去しきれない細菌が存在する可能性は否定できません。
そのため、薬剤によって消毒するのです。
・歯の根にできた傷の回復を促す
特に歯の根の奥に膿が溜まっていた場合などは、歯茎へのダメージは大きく、患者様の治癒力だけでは時間がかかりすぎる可能性があります。
そのため、傷が回復するために必要な栄養素などを補給する薬剤を含める場合があるのです。
・痛み止め
神経を抜いてしまったとはいえ、歯の根の奥にできた炎症が治るまではズキズキと痛む場合があるでしょう。
特に治療後すぐから数日は痛みや違和感がありますので、この役割は重要になります。
もちろん、痛み止めのお薬が処方されるとは思いますが、ピンポイントで傷口に接するところに薬剤があれば効果が高いでしょう。
根幹治療についてご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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