口内環境と唾液
2020年1月31日
「唾液の量」というのは、お口の環境や生活の質を大きく左右する要因です。
まず、物理的な点としては食事や会話のしやすさに関わります。
唾液がお口の中を濡らすことで、かんだり飲み込んだりといった食事や、発音をスムーズに行うことができるようにしてくれます。
それに加えてたべものや歯が当たるなどしても、唾液が滑るなどして怪我をしにくくなっているでしょう。
また、噛み砕いた食事が唾液と混ざり合うことで、舌で味を感じるセンサー(味蕾)で味を捉えられるようになります。つまり、味覚にも大きな影響があるのです。
それに加えて、唾液が分泌されることでお口の中の洗浄効果も期待できます。食べかすや口から入ってきた細菌を、唾液が洗い流してしまうわけです。
唾液には殺菌作用もありますので、細菌を殺したり弱らせたりしてくれますし、お口の中にできた怪我の消毒効果もあります。
唾液の殺菌効果や洗浄効果によって、じつは虫歯や歯周病、口臭を防いでもくれているのです。
そのため、口呼吸をしている人や唾液の分泌量が下がった高齢者などは、お口の環境を意識してケアしなければいけません。
お口の健康でご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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