歯周病治療と歯の隙間
2019年12月12日
歯周病の治療は歯垢や歯石の除去です。
特に歯と歯茎の間の歯周ポケットや歯と歯茎の境目、歯の裏などは歯石がたまっていることが多いので、念入りに治療されるでしょう。
歯垢や歯石をとれば、お口の中がさっぱりとして、どれほど細菌たちがいたのかを実感できるほどです。
しかし、そんな歯石除去の治療のあと、歯が染みたり、歯が伸びて歯茎との隙間が大きくなってしまったりすることがあります。
これは歯石をとったことによる影響です。
歯周ポケットにある歯石を除去すると、歯茎に炎症を起こしていた原因がなくなります。その結果、歯茎の腫れがひいて歯の露出が多くなり、歯が伸びたようになるでしょう。
敏感な歯の根本が露出してしまうことで、歯が染みたり、2本の歯と歯茎の間に三角形の隙間ができたりするわけです。
また、歯石を除去するときにかきだすように歯が引っ張られますので、歯が浮いたように感じてしまうこともあるでしょう。
いずれも、歯周病の治療が正しく行われている結果ですので、しっかりと歯をみがいていれば改善されることが多いので安心してください。
ただし、歯が染みる痛みがいつまでも治らない場合や、隙間から空気が抜けて話づらくなるような場合は、歯に被せ物をすることで塞ぐ治療もあります。
1度歯科医へ相談してみてください。
お口のことでご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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