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根管治療でも残せないことがある

2019年11月27日

ひどい虫歯や歯周病で抜歯を勧められた人でも、歯を残しておくことができる治療が根幹治療です。
歯の根の奥にまで細菌が感染して、歯の周囲の骨にまで影響がでているような状態でも、歯を抜く必要がないのです。
しかし、どんな症状の歯でも残すことができるわけではありません。
例えば、歯の根が割れてしまっている歯(歯根破折歯)を残すことは非常に困難です。
歯の中に感染していた細菌が歯の根の割れ目から歯を支えている組織や骨にまで感染してしまっています。それらを綺麗に除去するということは、歯を支えている部分を除去するということです。
それに、歯の感染している細菌を除去するためには、歯に開いている穴を広げなければいけません。
そもそも割れている歯を削るわけですから、余計に割れてバラバラになってしまうリスクがとても高いのです。
そういったことから、歯根破折歯の場合は歯を抜いてしまう方が良い場合もあるのです。
歯科医もできる限り患者様の意向に沿う治療を検討しますが、無理して体にダメージを与えては意味がありません。
歯科医の説明に納得のいかないところがあれば、しっかりと質問してください。できる限り最善の方法を提案してくれることでしょう。
お口の健康でご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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