小児歯科でインプラントしない訳
2019年11月15日
お子様が事故などで歯を失った場合、親御様の中にはインプラント治療を要望される方がいます。
しかし、お子様にインプラント治療をすることはありません。
それは、子供の顎が成長しているからです。
インプラントは顎の骨に人工の歯根を埋め込む手術です。
もし成長期の子供の顎にインプラントを埋め込んでしまうもと、成長とともにインプラントの位置も動くことになるでしょう。
そうなれば、隣の歯とぶつかるなどしてかみあわせがずれますので、インプラントの付け替えや歯を削るといった無茶な処置が必要になります。
このリスクは顎が成長しているあいだじゅう続きますので、子供にインプラント治療をするのは危険なのです。
そのため、お子様が歯を失った場合は、子供用の義歯や、歯を失った場所に隣の歯が移動してくることが無いように押さえる装置などをつけることになります。
ただし、上記の通り「成長している限りインプラント治療は危険」ですので、○歳以上なら可能というわけにはいきません。
お子様の身長の伸びから完全に止まったという状態になって初めて、このリスクがなくなるのです。
もし、お子様が歯を失った場合は、歯科医に子供の成長状態を伝え、歯科医の指示に従いましょう。
お子様のお口にご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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