口内環境を整える
2019年10月25日
虫歯や歯周病の原因はお口の中の細菌です。
そのため、毎食後にきちんと歯みがきしたりマウスウォッシュで口を洗浄したりして口内の細菌を減らす努力をしている人も多いでしょう。
しかし、お口は外部から食物を取り込むところですので、いくら除菌したところで細菌はすぐに増えていきます。
そのため、細菌をなくす(極限まで減らす)努力は、その努力の割に達成しにくく、結局虫歯になってしまうことも少なくありません。
最近、この口内の状態を改善する新しい方法が脚光を浴びています。
それが「口内フローラ」です。
口内フローラというのは、口内細菌の集合体のことです。
じつは、この集合体に含まれる細菌の種類や量のバランスを取ることで、お口の健康を保つことができるという考え方があるのです。
「腸内フローラ」の悪玉菌と善玉菌のバランスを保つことでおなかの調子を整えるのと同じ方法を口内に当てはめているわけです。
そして、この口内フローラのバランスを維持する有効な方法が、適切な唾液の分泌だと言われています。
唾液には口内を洗浄する効果以外に、口内の悪玉菌を殺すけれども口内にダメージを与えないという特性があります。
もちろん、歯みがきによって歯垢や食べかすを除去するのは必要ですが、あとは唾液にバトンタッチすることで、効果的に悪玉菌を除去してバランスを保つことができるようになるのです。
歯みがきで強くこすりすぎることで問題が発生することもありますので、ぜひ正しいブラッシング方法を歯科医に相談し、適切な口内フローラが維持できるようにしましょう。
口内環境でご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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