根幹治療が必要な症状
2019年10月28日
根幹治療は一般的に「神経を抜く」と呼ばれていう治療のことです。
虫歯の治療で「神経を抜く」人は少なくありませんので、あまり重症では無いイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
根幹治療が必要になるのは、次のような歯の中にまで細菌が進行した重い症状の場合なのです。
・歯髄炎
虫歯が進行して歯髄(歯の中にある神経を包んでいる部分)にまで達した状態です。歯髄に炎症が起きていますので、ズキズキと痛み続けます。
なお、症状が軽く治療して炎症が治るようなら根幹治療は不要です。
・歯髄壊死
歯髄炎を放置したために歯髄が死んでしまった状態です。この状態になると(神経が死んでいるので)むしろ痛みが治ってしまいます。歯髄が死ぬことで歯に届く栄養も滞りますので、歯の色が変わってきます。
・根尖性歯周炎
細菌が歯の根の奥にまで進行し、顎の骨の中にまで炎症が起きている状態です。嚙むだけで痛んだり、歯茎から膿が出たりするような症状があります。
なお、根幹治療後に再発することで、根尖性歯周炎になることも多いです。
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