歯周病と身体の病気
2019年8月14日
歯周病が心臓病の原因になることは、広く知られています。
これは、血液中に入り込んだ歯周病菌が血管に炎症を起こすことが原因です。炎症が起こった血管はその修復のため、血管の壁が固く分厚くなって、血液が通りにくくなるのです。その結果、動脈硬化を起こし、狭心症や心筋梗塞を起こすのです。
その他にも、歯周病の人の唾液には数多くの歯周病菌が含まれていることから、それが誤飲によって気管から肺へと入り込んで、肺の中で増殖することで肺炎になることもあります。特に誤飲が多く免疫力が低下している老人は気を付けなければいけません。
また、血液中に入り込んだ歯周病菌に免疫が反応することによって、インシュリンの働きが妨げられることが分かっています。インシュリンの働きが妨げられることで、糖尿病と同じような症状が起きてしまうことになります。もし、糖尿病の人が歯周病にかかってしまうと、インシュリンの量をコントロールするのが難しくなり、治療や日々の生活に支障を来してしまうことでしょう。
このように、歯周病が身体の病気の原因や悪化の要因になる可能性がいくつも指摘されています。そのため、歯周病予防や歯周病の治療は、歯を守るだけではなく、健康な身体を守ることにもつながるのです。
当院では、一般歯科治療の他、歯周病治療を行っております。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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