インプラントのデメリット
2019年8月2日
インプラントは、歯を失った人にとって、「自分の歯のように噛む」ことができるようになる唯一の手段で、すばらしい治療です。
しかし、あごの骨にインプラントを埋め込む外科手術を行うということもあり、治療期間が長くなってしまったり、術後の痛みや腫れなどが起こったりしやすいといったデメリットもあります。
インプラントを選択するにあたって、以下のようなデメリットがあることを知っておいてください。
・外科手術が必要
あごの骨にインプラントを埋め込むため、切開する必要があります。入院することはほとんどありませんが、通常の歯科治療とは違うものと考えた方が良いでしょう。
・治療期間が長い
インプラントが骨とつながるのを待つ必要があるため、手術後半年程度は必要になりますので、型を合わせて義歯を作る入れ歯やブリッジなどよりも長期間かかってしまいます
・メンテナンスが必須
人工の歯を入れるため虫歯にはなりません。そのため、オーラルケアが不要になると勘違いしている人も少なくありませんが、むしろ逆なのです。本来なら歯茎と歯根を包んでバリヤとなっている膜が、インプラントでは生成されにくいので、むしろ歯周病になりやすくなっています。そのため、歯周病予防の定期検診が必須なのです。
もちろん、すでに歯を失ってしまった人には救世主のような治療ですので、健康なお口を手に入れるためにおすすめできる治療です。しかし、根管治療などをすれば歯を残せる可能性がある状態から、インプラントを選択するのは、安易に行わない方が良いかもしれません。
当院では、一般歯科治療の他、根管治療を行っております。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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