根管治療中の痛み
2019年6月17日
根管治療は、歯の根にまで侵入した細菌を除去する治療です。
しかし、その治療中に、かえって痛みがでる場合や、歯茎が腫れてしまう場合があります。
根管治療を行う必要がある場合は、多くの場合、根の先に炎症が広がり、膿が溜まるなどしています。これは、体の防御反応で、細菌が体内に入らないように防御壁を作っている証拠です。
しかし、この防御壁は、体を守るために歯茎やあごの骨を犠牲にしている状態とも言えますので、早急に改善しなければいけない状態なのです。
そこで、根管治療を行って、根の先の病変部と細菌をまとめて除去するのですが、その治療のためにわずかな細菌が体内に侵入してしまうことがあるのです。
そうなると、体は作っていた防護壁が破られたものと解釈して、改めて防護壁を作ろうとします。そのため、歯茎がしくしくと痛んだり、歯が浮いたような違和感を覚えたりすることがあります。また、酷ければ歯茎が大きく腫れてしまうことも数%の確率で発生してしまいます。
ただし、これらの症状は一時的なもので、長くても1週間程度でおさまりますので、心配しないでください。
もし、いつまでもおさまらないようであれば、他に問題がありますので、担当の歯科医へご相談ください。
当院では、一般歯科治療の他、根管治療を行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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