根管治療とマイクロスコープ
2019年6月11日
根管治療は、歯周病菌や虫歯菌が歯の根にまで感染してしまった場合に行われる治療で、何もしなければ抜歯するしかないような場合でも、歯を残すことができる数少ない治療の1つです。
そんな根管治療で、「マイクロスコープ」を使った治療を行う歯科医院があります。
根管治療を行うのに、必ずしも必要としない特別な顕微鏡で、大掛かりな装置の1つと言えますが、当然、マイクロスコープを使った方が良い理由があるからこそ使っているのです。
そんなマイクロスコープを使った根管治療の利点で、もっとも大きな点は、「見落としが極めて少ない」ということでしょう。
根管は非常に細く、曲がりくねっており、ときには枝分かれしていることもあります。従来の根管治療では、レントゲンなどで確認した後、歯科医師が経験と勘を頼りに、手探りで患部を探り当てて治療していました。そのため、レントゲンに移りにくい細い根管の枝を見落としたり、細い根管の奥まで治療しきれなかったりしてしまうことがあるのです。
マイクロスコープを使った治療の場合でも、もちろん、レントゲンなどを使って事前に計画を練ります。しかし、それ以上に目で見て治療を行うことができますので、事前に見つけられなかった枝や、より奥の病巣に気が付くこともあり、より完全な治療を行うことができるのです。
歯周病や重度の虫歯などで抜歯をすすめられた場合などでも、根管治療を行えば、歯を残したまま治療することができるかもしれません。
ぜひ1度、根管治療行っている歯科医師へ相談してみてください。
当院では、一般歯科治療の他、噛み合わせの治療を行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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