歯科治療と金属アレルギー
2019年4月3日
歯科治療では、被せ物や詰め物、入れ歯などに金属が使われます。
一般的に保険内の治療で使用されるのは「金銀パラジウム合金」という金属ですが、この金属は金属アレルギーの原因になり得るという事を知っておきましょう。
お口の中の金属は、金属イオンとして唾液中に溶け出し、全身にめぐります。
そのため、金属が入っている部位の周囲だけでなく、全身にもアレルギー症状が出ます。
・口腔内に現れる症状
一般的なアレルギー性皮膚炎に近い症状が現れます。
金属の周囲の粘膜が赤く腫れたりするほか、お口の中の粘膜全体に症状が現れ、口内炎・口角炎・口唇炎・舌炎などを起こすことがあります。
・全身に現れる症状
金属イオンが溶け出し、全身にめぐると、金属が入っている部位から離れた場所に症状が出ます。アトピー性皮膚炎のような症状や湿疹のような症状ができます。
頭痛や肩こりなど、一見、金属アレルギーとはわからない全身症状が現れることもあります。
お口の中に金属があることで現れる症状は様々です。
金属アレルギーが心配な場合は、セラミックや樹脂などの金属を使わないメタルフリーの治療を受けることをおすすめします。
また、金属アレルギーといっても、金属には様々な種類があります。金属を特定するためには、パッチテストというアレルギー反応を調べる検査を受けるのが良いでしょう。
当院では、一般歯科診療を行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
http://www.icco-d.com