智歯周囲炎とは
2019年2月23日
智歯周囲炎(ちししゅういえん)とは、親知らず周囲に起こる歯ぐきの炎症のことです。智歯というのは親知らずの別名です。
親知らずは、真っ直ぐに生えずに、斜めに生えてくる事や、半分歯ぐきを被ったままになっている事があります。
そのような状態になっていると、歯ぐきと歯との隙間に汚れが溜まりすく、炎症が起きてしまう事があります。
それが「智歯周囲炎」です。
智歯周囲炎になると、歯ぐきが腫れたり、痛みが出るようになります。
段階的に症状は悪化し、ひどくなると、顎が開けづらくなったり、何もしなくてもズキズキと痛む事があります。さらには、発熱や倦怠感などの全身症状が起こる事もあります。
智歯周囲炎が起きてしまったら、炎症部位の洗浄や抗菌薬の投与を行い、炎症を抑えます。
繰り返し炎症を起こす場合には、抜歯する事をすすめる場合もあります。
炎症が起きている状態では、麻酔が効きにくいため、炎症がおさまるのを待ってから、抜歯の治療に入ります。
親知らずが、斜めに生えている場合や、半分歯ぐきに埋まっている場合には、後々智歯周囲炎を起こす可能性が高くなります。
トラブルを起こしやすい親知らずは、早いうちに抜歯をした方が良い場合があります。
親知らずは20歳前後に生えてくる歯です。
親知らずが生えてきる時期になったら、定期検診で親知らずの経過観察を行なっていき、適切な対処ができるようにしておくと良いでしょう。
当院では、一般歯科治療を行っております。親知らずの事などでご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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