子どもの虫歯予防にシーラント
2019年2月11日
子どもの歯を虫歯から守る予防処置の一つに「シーラント」という施術があります。
シーラントは、奥歯の深い溝を樹脂で詰めて、汚れが溝に溜まるのを防ぎ、そこから虫歯になるのを予防する施術方法です。
歯の深い溝部分は、歯ブラシの毛先が届かない事も多く、非常に虫歯になりやすい場所です。
特に虫歯になりやすい乳歯や生えたばかりの6歳臼歯には、とても有効な方法です。
シーラントは、歯の溝を薄く埋める施術です。とても薄いので、見た目はほとんど変わりがありません。
歯の表面を薬剤で処理して、そこに樹脂を貼り付けていく方法なので、歯を削る事もありませんので安心です。
シーラントの注意点は、
・定期的に受診してチェックする事が必要
・シーラントは100%虫歯予防できるものでは無い
この2点です。
シーラントは、付けた後も取れてしまう事があります。半分だけ取れている場合などは、かえって汚れが溜まりやすくなる事もあります。
定期検診を受け、その際にシーラントのチェックもしてもらうようにしましょう。
また、シーラントは虫歯予防に効果的な方法ですが、シーラントをつけたからと言って、絶対に虫歯にならない訳ではありません。
シーラントをつけた後も、毎日の丁寧なブラッシングは必要です。
お子さんが、お口を上手に開けられるようになったら、シーラントを検討してみるのはいかがでしょうか。
当院では、小児歯科診療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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