ジルコニアを使った歯科治療
2019年2月14日
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも言われる陶器に似た素材です。
日本では、2005年から歯科用ジルコニアセラミックとして認可を受け、歯科治療に使われるようになりました。
ジルコニアは、被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)に使用されます。
保険内で被せ物や詰め物を入れる場合は、いわゆる「銀歯」と言われるものになります。保険内の銀歯は、口を開けた時に金属のギラギラが見えてしまうのが難点です。
ジルコニアは、金属では出せない透明感のある白く美しい歯を作る事ができます。
従来のセラミックも、天然の歯と同じような美しい見た目を再現できますが、硬度が高く曲げ強度に弱いため、強い力が加わると、割れたり欠けたりする事がありました。
ジルコニアセラミックは、美しい見た目でありながら、強くて丈夫でしなやかな素材なので、強い力が加わる奥歯にも適応できます。
ジルコニアセラミッククラウンのメリットをまとめると次のようになります。
【ジルコニアセラミッククラウンのメリット】
・強くて丈夫、曲げ強度に強い
・金属アレルギーにならない身体に優しい材料
・白くて透明感があり審美的
・経年による変色がほとんど無い
・汚れが付きにくい
・精密に作られており虫歯になりにくい
このようにジルコニアセラミッククラウンは、メリットが多い被せ物です。
ただし保険が効かないので、費用が高くなります。
1本あたり10万円〜18万円程度が相場です。
長期間にわたり美しい歯を維持することができるので、長い目で見て検討しても良いと思います。
当院では、詰め物や被せ物の治療など、一般歯科治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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