顎の骨が薄いと言われてもインプラントはできる?
2019年1月15日
インプラント を埋入するのには、一定以上の顎の骨の厚みが必要です。
顎の骨が薄く、インプラントを埋められるだけの骨量が無い場合には、インプラントを入れる事はできません。
そのようなケースの場合、骨の量を増やす治療を行う事で、インプラントができるようになる事があります。
骨を増やす治療として代表的なものには、「ソケットリフト」「サイナスリフト」「GBR法」があります。それぞれについて簡単に解説します。
・ソケットリフト
上顎の骨を再生するための治療です。
上顎の奥歯上方には、「上顎洞」という空洞があるため、上顎洞との距離が近いために、骨が薄くインプラント が出来ないケースがあります。
ソケットリフト法では、お口の中から、上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り、骨造成を行います。
・サイナスリフト法
ソケットリフトと同様に、上顎の骨を再生するための治療ですが、極端に骨量が少なく骨の厚みが4mm以下のケースに適用されます。
上顎洞の横の歯ぐきをめくって上顎洞を露出させて、上顎洞を上に持ち上げたスペースに人工骨補填材を入れます。ソケットリフトよりも大掛かりな手術になります。
・GBR法
骨誘導再生法といいます。
骨が不足している部分に、粉砕した自家骨もしくは、骨補填材をおいて、その上に人工膜をおき、骨の再生を促します。
このように、顎の骨が薄い場合でも、骨を造成する治療を行えば、インプラント が可能になるケースもあります。
骨造成法を行うかどうかは、歯科用CTなどを用いて、骨の状態を詳しく診査してから決めていきます。
当院では、インプラント治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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