噛むと痛む時、考えられる原因とは
2019年1月12日
歯の痛みは、様々です。
「冷たいものを飲食した時に痛む」「何もしなくてもズキズキと痛む」「かたいものを噛んだ時に痛む」などです。
「噛んだ時に歯が痛む」という場合には、どのような原因が考えられるのでしょうか?
噛んだ時に歯が痛む場合、「歯根膜炎」になっている可能性、「歯周病」になっている可能性が考えられます。
今日は、それぞれについて解説します。
<歯根膜炎>
歯根と歯槽骨(歯を支える骨)を結びつける役割をしている「歯根膜(しこんまく)」に炎症が起きた状態です。
歯根膜炎の原因は、主に2つ「虫歯によるもの」「強い噛み合わせによるもの」です。
虫歯が進行し、歯の神経の炎症(歯髄炎)を起こした場合に、進行すると、歯の根の先に炎症が波及し、歯根膜炎を起こすことがあります。
また神経を取る治療をした後も、根管内に感染物が残っていると、歯の根の先に炎症が起きて、歯根膜炎になることがあります。
歯の根の治療が必要です。
歯に強い負荷が継続的にかかっていると、歯根膜炎を起こすことがあります。一部分だけ噛み合わせが強くなっている事が考えられます。噛み合わせの調整をして、しばらくすると改善してくる事が多いです。
<歯周病>
歯の周囲の組織(歯ぐき・歯槽骨・歯根膜)に炎症が起きる病気です。歯周病菌の感染により起こります。
歯周病が進行すると、歯根膜に炎症が波及し、噛んだ時に歯が痛む事があります。
歯周病は、徐々に進行して行きます。噛むと痛い場合には、歯周病が中程度にまで進行している恐れがあります。
早めに受診をして、治療を開始するようにしましょう。
当院では、噛む時に歯が痛む場合など、一般歯科診療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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