根管治療で取り除くもの
2018年11月19日
根管治療は、歯の根にある根幹の内部にまで侵食した細菌を除去するため、根幹内に収められている歯髄(神経や血管などの組織)を取り出します。
炎症を起こして死んでしまった神経や血管などは、細菌の格好の餌になってしまいますので、仕方ありません。
また、それらをきれいに取り除くことで、感染している根幹の隅々まで薬剤を行き渡らせ、効果的な滅菌を行うことができるのです。
ただ、じつは根管治療の多くで、もともと根管に収められていたものではないものを取り除くことも少なくありません。
それは、古くなった薬剤や破折ファイルと呼ばれる折れた器具の一部など、以前の治療の名残です。
残念ながら、日本の歯科治療の多くで、根管治療を行ったにも関わらず再発し、再度根管治療を行わなければならないことが多く、抜髄した人の半分近くが再発するというデータすらあります。
根管治療を繰り返すことは、歯の根を余計に削ることにつながります。つまり歯を維持するのが難しくなってくるのです。
そのため、重度の虫歯や歯周病などで歯の根の治療を行う場合、専門の設備と知識のある歯科医を選ばなければいけません。
当院には、最新の設備と豊富な経験で、患者様に安心して根管治療を受けていただける環境と実績がありめす。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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