根幹治療と細菌感染
2018年10月17日
根幹治療というのは、歯の根にまで細菌が感染してしまった状態の治療です。
歯の根には、とても細くて長い、時には曲がりくねった根管と呼ばれる管があり、そこに神経が収められています。歯周病や重度の虫歯になってしまうと、残念なことにその根幹にまで細菌が侵入してしまいます。
そうなると、どんなに丁寧な歯磨きをしても、最近はどんどんと繁殖し、歯の根から顎の骨まで溶かしてしまうのです。そのため、根幹治療は歯の根の奥まで徹底的に洗浄し、完全に滅菌してしまいます。
そのうえで、薬を詰めて密閉してしまうことで、治療するのです。
そんな根幹治療で最も重要なのが、「外部から細菌を入れない」ということです。
ただでさえ、お口の中は細菌だらけです。毎日歯磨きをしている人でも、その唾液の中には細菌がいます。
そんな状態で細い歯の根を滅菌するわけですから、歯科医が使う道具やタービンなどの医療器具も徹底的に滅菌した状態でなければいけません。医師が使う手袋やエプロン、マスク、棚、診療室全体が清潔でなければいけません。
無菌室とまでは言えませんが、根幹治療というのは、そこまで気を使った環境で行うことで、ようやく成功する確率を上げられる基本ができると言えるのです
当院では、根幹治療の基本を押さえ、徹底的な滅菌対策を行っております。お口の中で気になるところがありましたら、お気軽にご相談ください。
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